2011年9月25日
岐阜県公立高校入試一般選抜 【岐阜】①<歴史>傾向と対策
岐阜県公立高校入試の傾向と対策、今回は社会の歴史についてです。
社会は、最近5年間の大問数は3問で、歴史・地理・公民で各1問ずつとなっています。
小問数は36→34→33→36→35で、歴史はそのうち9~13問となっています。
試験時間は45分間で、出題形式や内容から見ても適当な問題量です。
解答は選択式・記述式ともに見られ、各分野に1題ずつは短文記述による説明が求められます。
作図の問題も分野を問わずに出題されることが多いです。
地理・歴史・公民の三分野からほぼ均等に出題され、いずれの分野も日本・世界、政治・経済というように限られたものではない総合的な内容となっていることがほとんどです。
歴史についてですが、日本史を中心にあるテーマに沿った出題となっています。
時代は古代から現代まで偏りなく問われ、
過去3年では特に近世や近・現代について問題数が多く出題されています。
年表や写真を使った出題が多い事も特徴です。
位置を指定するなどの作図問題も年度によっては見られます。
配点は選択式・記述式の問題は2~3点、短文説明の問題は4~5点。
短文説明の問題は特に配点が高いので、語句を暗記しているだけではつまずいてしまいます。
正確に説明できるように問題に慣れておきましょう。
歴史では、年代順や同時代の出来事などの出題に対して、年表を作成・利用することによって事項の整理をしておくことが大切です。
各時代の特色をまとめるため、時代ごとの象徴的な事件を年代・人物・影響などを意識して学習するようにしましょう。
同時代の世界史事項とも関連づけて覚えておくことで、公民や地理にも応用できます。
また、資料を見て答えるような問題も多く出題されるので、思考力や分析力が問われます。
図表から情報を読み取る力をつけるために、日頃の勉強から教科書や資料集にある写真や史料にも必ず目を通しておきましょう。
もちろん教科書の太字になっている語句は完全に暗記することも必須です。
一問一答の形式で暗記をしていくことも方法のひとつですが、その単語に関連する事柄を把握しておかないと、歴史の流れを整理することができません。
ある程度の年代や時代で区切って、その時代の象徴的な事件のいくつかを軸として、その事件の前後に起こった出来事を関連付けて覚えて行きましょう。