2011年10月4日
岐阜県公立高校入試一般選抜 【国語】③<古文>傾向と対策
岐阜県公立高校入試の傾向と対策、今回は国語の古文についてです。
古文は、説話や物語、随筆が出されます。問題数は多くなく、そのほとんどは主語を把握するなど内容が読み取れているかを問う問題です。
大問1問の中に、小問が3問出題されています。
1問は現代仮名遣いにする問題、残りの2問は内容読解に関する問題で構成されることが多いです。
高校レベルの古文単語までは覚えなくても問題自体は解けますが、ある程度の古文単語やちょっとした文法を覚えておくとスムーズに問題が解けるでしょう。
直接古典の知識を問われる問題はほとんどありません。
一部現代語訳もついており、細かい言葉の意味や現代語訳をする問題は無いので、多くの問題にあたり読みなれて、全体の話の流れをつかむ読解力をつけておきましょう。
古文を読み取るときは、文章の中のわかる部分を手掛かりにして、わからない部分を推測することが大切です。
現代語訳を手掛かりに、分からない部分を推測しましょう。
また、古文単語(古語)は、現代語と同じ形でも現在とは意味がちがう言葉(古今意義語)を中心に覚えましょう。
文法は助動詞・助詞・敬語を中心に理解しましょう。
単語を覚えたり文法を理解したりすることで、文章中の手掛かりを増やすことができます。
作品が書かれた時代背景(奈良時代~江戸時代)も、資料集などを使って文化や風習を理解しておきましょう。
古文は主語の省略が多いので、読みとるときには主語を補いながら読んでいくと理解が深まります。
ひとつの文の中で主語が変わっていくので注意が必要です。
頭の中で登場人物がどのような動きをしているのか、どのような感情でいるのかをイメージしながら読んでいくといいでしょう。
古文の何度も音読をして、古文のリズムに慣れておくことも重要です。
和歌については、特殊な表現方法に注意しましょう。
特に、掛詞や枕詞はよくつかわれる表現方法です。
古今異議語にも注意しましょう。