2012年7月11日
岐阜県 高校入試 国語シリーズ(第1回)~物語文・説明文編~
高校入試シリーズ国語の第1回目は「物語文・説明文」についてです。
まずは岐阜県の近年の国語の問題をみてみましょう。
20年
物語:漢字5問、抜き出し1問、作文1問、語彙挿入1問、言葉の意味1問
説明:漢字5問、抜き出し1問、作文1問、読み取り2問、書き順1問
21年
物語:漢字5問、抜き出し1問、作文1問、語彙挿入1問、品詞1問
説明:漢字5問、抜き出し3問、作文1問、語彙挿入1問
22年
大問1:漢字10問
物語:抜き出し2問、作文1問、語彙挿入1問、品詞1問
説明:語彙について3問、文の構成について1問、作文1問
23年
大問1:漢字10問
物語:抜き出し1問、作文1問、語彙挿入1問、読み取り2問
説明:抜き出し2問、作文1問、語彙挿入1問、品詞1問
抜き出しと作文は必ず出題されています。
現代文の問題において、文章をすべて読むことは時間のロスに繋がります。
そこで何度も過去問や問題を解き、設問で求められている答えを、
棒線で示されている前後で読み取れるスキルを身につけましょう。
作文は、主に本文中の語彙を用いての問題になります。
作文も必ず前後にヒントがあります。
抜き出しと作文については、いちいち紙に解答を記すよりも、文章を読んで
設問に対して「こういうことだろう」と頭に浮かべ、解答を確認する学習法も良いかと思います。
国語は早く文章を読むことがカギになりますので、この夏の間に多くの文章を読み、
早く読めるようになるよう練習しておきましょう。
また、語彙や品詞についても多く出題されています。
対策として、現代文の問題を解く際に、意味が分からない語彙に出会った時には、
必ず辞書を引くことがポイントとなります。
辞書には品詞の種類や活用についても記されているので、同時に確認しておきましょう。
文章が速く読めるようになれば、心に余裕が生まれ、他の教科の問題にもスムーズに入れるでしょう。
国語は文章が長いので、重い問題だと思われがちです。
しかし、他の教科と決定的に違う事があります。
それは、文章の中に答えがあること。
自分で解く、というスタンスから、答えを探す、というスタンスに変えて
問題を解いてみると、以前までのストレスはいくらか減少されるはずです。
夏休みの余裕のある時間を使って、たくさんの文章問題にあたってみましょう。
第2回は古文について解説していきます。