2012年9月22日
岐阜県 高校入試 国語シリーズ(第3回)~課題作文編~
岐阜県高校入試シリーズ国語の第3回目は「作文」についてです。
岐阜県では国語の最後に課題作文が必ず出題されます。
作文は時間もかかりますし、配点も高いので、しっかりとした対策が必要です。
まずは岐阜県の近年の作文の問題をみてみましょう。
20年 インタビュー記事・作文 「環境について」
21年 グラフ・作文 「言葉の乱れについて」
22年 グラフ・作文 「情報入手の仕方について」
23年 グラフ・作文 「読書について」
平成20年までは、対話の場面を読み、対話についての選択問題と、
自分の考えをまとめる問題が出題されていました。
21年からはグラフが示されるようになりました。それに伴い、選択問題が消え、
代わりににグラフから分かることを読み取る問題が出題されるようになりました。
傾向からすると、21年以降の問題形式が濃厚でしょう。
■読み取りの問題の対策■
21年と22年は棒グラフが示されています。両方とも項目の中から一つ選び、
選んだ項目とその他の項目を比較して分かった事を文章にまとめることが求められます。
例えば、22年の情報の入手の仕方についてでは、情報を入手する媒体が項目として挙げられています。
その中から自分が最も利用する媒体をあげ、それと関連させながらグラフから読み取りをします。
グラフからの読み取りは、どちらかと言うと社会の問題でよく出題されます。
社会の授業や問題集などで、グラフの問題にあたった時に、
グラフから読み取れた事を自分の言葉でまとめる練習をしておきましょう。
23年では折れ線グラフが示されています。さらに、問題の中に
「論点を絞って書きなさい」という指定があります。
これも、社会の問題で練習できます。1つのグラフから3~4つは内容を読み取ることを意識しましょう。
■作文問題の対策■
200字以内で自分の考えをまとめることが求められています。
どの年も、第一段落は自分の考えを、第二段落は自分の体験を踏まえ、その考えの根拠を
2段落構成で書くように指定があります。
このルールは必ず守らなければいけません。ルールから外れていると0点になってしまいます。
200字は思ったより短いです。接続詞などの作文中の語彙を増やしておくと良いでしょう。
作文は実際に書いてみるしか練習できないと思います。
国語の授業で自分の考えをまとめる問題が出た際には、
第一段落で自分の考えを明確にし、第二段落で考えの根拠を書くように、
段落を意識して書いてみると良いでしょう。
添削は学校の先生やトライの先生にお願いしましょう。
第三者に添削をお願いすることで、今後の課題も分かってくると思います。