教育プランナーブログ

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岐阜県では3/9に公立高校の受験が実施されました。

今回はその問題内容の確認と、それを踏まえ

来年度受験生に向けてアドバイスをしたいと思います。

【数学】 大問6

1.【小問集合】(1)~(6)各4点 計24点

大問1は例年通り、基礎的な計算力、図形の知識を問う問題であった。

ケアレスミスをしないよう普段から、慎重な計算を心がけること、

ミスの少ない計算方法を工夫することが必要となる。

(6)の図形問題は目にした瞬間は戸惑うかもしれないが、図2がヒントとなっており、

そちらを利用すれば決して難易度が高い問題ではないので、

この大問1で点数をしっかり押さえておきたい。

2.【確率】(1)~(3)3点、4点、4点 計11点

近年は、確率問題が独立した大問として出題されている。

今回はサイコロと、点の移動を組み合わせた問題であるが、何が起きているのか、

問題文からしっかりと把握し、イメージすることが必要である。

確率の計算自体は平易であり、普段から様々な問題にあたり、

文章の読解力と、イメージを持たせるトレーニングが必要である。

3.【方程式】(1)~(3)「濃度」3点、4点、4点 計11点

今年度の方程式分野の出題は「濃度」と単元を絞られた問題であった。

出題は濃度問題の典型的なパターン問題で、普段から練習している人にとっては、

何度も目にした問題であったことが予想される。

やっている人とやっていない人で大きく差がつくと思われる問題なので、

普段から参考書の典型問題の繰り返しが重要である。

4.【関数】(1)~(5)「追い越し、グラフ」2点、各2点、2点、4点、3点、4点 合計19点

二次関数と一次関数の組合せによる出題である。

こちらの問題も追い越し問題で、長めの文章題の中で出題される例年の関数問題に比べて

典型的な問題パターンとなっている。

前半部分が二次関数、後半部分が一次関数ということが把握できれば式自体は簡単なレベルである。

こちらも、普段から文章読解力をトレーニングしておき典型的な問題を

繰り返し練習しておく必要がある。

5.【証明】(1)~(2)「相似」10点、4点、5点 計19点

(1)の証明問題は毎年必ず出題される記述式である。

配点も高いが、今年度は直角三角形の相似証明であった。

同じ角度を見つけることは難しくなく、基本レベルの問題であると言える。

6.【応用】(規則性、数学的思考)各2点計8点、各2点計4点、4点 合計16点

規則性に近い問題であり、問題をしっかり把握できれば

(2)までは解いていくことが可能である。

(3)は考え方、その場での発想力が求められるためやや難易度の高い問題である。

普段から、一方面からの解法だけでなく様々な

アプローチ方法や考え方を心がけておくことが必要である。

*総評*

基本的には例年の傾向を踏襲していると言える。

より典型的な問題パターンが多く感じられるので普段の参考書の例題~基本レベルを繰り返し

練習し、完璧にすることが必要である。

【英語】大問6

1.【リスニング】各3点計15点、3点、各3点計9点 計27点

近年、リスニングの重要度は増している傾向にあり、配点もおよそ1/4を占めるので

看過できない単元になっている。

前半は短英文を聞き、日本語の質問に対してイラストまたは選択肢から適切な答えを解答する

形式であった。キーとなる単語をしっかりと押さえれば解答は難しくないと思われる。

後半は200語前後の英文を聞き、内容に即した質問に応える形式である。

事前に問題文にざっと目を通し、どのような内容が読まれるのか把握し、

キーとなるフレーズを聞き逃さないことが必要である。

2.【空所補充】(記述+選択式)各3点 計12点

例年どおり、内容にあった単語を答える問題。

ここでは「月」や「曜日」「日付」を答える場合が多い。

基礎単語は普段から毎日しっかり練習し、スペルミスすることなく

書けるようにしておくことが必要である。

3.【長文問題】各4点 計12点

英文と合わせてグラフや表が提示され、英文読解力だけでなく資料の分析力も問われる問題。

普段から練習しておけば難しいと感じる量、内容ではないが、

(3)では自分の考えを内容に即して書く英作文での出題であったため、

大問6の英作文問題と合わせて、文章を書く力をつけておく必要がある。

4.【長文問題2(会話文)】各3点計9点、各3点計6点、各3点計6点、各3点計6点 計27点

少し長めの英会話文を読んだ後、問題に答える形式である。

配点は高いので得点を狙うなら長文は避けては通れない部分である。

何度も繰り返し読んだり、一言一句全訳をしようとすると時間切れになってしまう量なので、

一度読んだだけで要点をある程度押さえられる練習が必要である。

5.【整序】各3点 計6点

会話文に即して与えられた単語の並び替えである。

今年度は基本的な構文「接続詞とIt~」、「不定詞」からの出題であったが、

迷いが生じる要素も入っており、基本構文(ルール)をしっかりと学習しておく必要がある。

6.【英作文】各4点 計16点

例年通り、会話文の流れに合わせて、自分自身の考えを英作文で書くことが求められる。

1~2文での解答であるが、自身の意見を持ち、まとめる力が必要になるため、

普段から様々なシチュエーションで練習、ロールプレイングしておく必要がある。

普段から出来事を英語日記で2-3文書いてみるというのも良い練習になるだろう。

*総評*

難易度は例年通りと思われるが、リスニング、英作文の重要度があがっており、

普段からの英語力が試される。

単語、基本文法の例文、英作文、会話など色々な種類の英語学習をしておかなければ

点数に繋げることが難しい。

普段の学習の中で英語の比重を高く意識して取り組む必要があるでしょう。

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