2020年7月15日
【中学受験】中学受験の問題を見てみよう(算数編)
岐阜県の皆さん、こんにちは。
家庭教師のトライ岐阜本部です。
夏を迎え、いよいよ受験生は合格に向けての天王山(合格できるかどうかの分かれ目)の夏休みとなりました。
夏の学習への取り組み方次第で「合格を左右する」と言ってもいいでしょう。
受験生の皆さんは時間を有効に使い、目標を持って学習を進めてください。
今回は、受験生の中でも小学生6年生、中学受験を目指す皆さんへ、「中学受験の問題とその傾向」についてお話をしようと思います。
中学受験は、高校受験や大学受験と比べると「受験したことがない」という方も多いと思います。
・中学受験の問題ってどんな問題があるの?
・どんな対策をしたらよいの?
という疑問についてお話させていただきます。
==1回目の今回はまずは算数!===(岐阜県の標準的な中学校の入試問題を参考にしています)
〇中学受験の算数とは
中学受験の問題はおおよそ、5~6問の大問で構成されていることが多く、1問4点~5点の小問20問~25問で構成されていることがほとんどです。
1問の価値は変わらないので簡単な問題を解いても4点、難易度の高い問題を解いても4点という形が多い(中学によっては配点は異なります)ので、いかに点を取れる問題を落とさないかがポイントになります。
〇大問ごとの問題傾向
大問1⃣ 計算問題
+/-/×/÷/を使った基本計算が4~5題出題されます。
基本とはいっても整数同士の計算はほとんど出題されず、小数や分数を含んだ計算がほとんどです。
計算の順序や分配法則を利用して工夫しないと解くのが難しい問題も出題されます。
(ポイント)
先に話した通り後半の難しい問題を解いても計算問題で正解しても得点に差がないことが多いです。
逆に、ここで間違えてしまうと合格ラインが大きく遠のいてしまいますので、普段から正確に、できれば時間に余裕を持って見直し計算ができるくらいの時間配分を心がけましょう。
大問2⃣ 短文問題
2~3行程度の短めの問題文に答える形式で出題されることが多いです。
単元としては割合、規則性、平均、図形(面積、体積)の問題がよく出題されています。
(ポイント)
文章で問題が出題されるので、当然、問題の意味をしっかりと理解することが必要です。
問題文を読み進めながら、図表やグラフ、絵を自分で書きながら、問題の意味を理解することが大切になります。
普段の練習中から図や表を書くことを心がけ、早く正確に書ける練習をしておきましょう。
大問3⃣~6⃣
中学によってさまざま特色あり、その中学校の特徴が伺える問題で構成されます。
後半なので難易度は高くなりますが、前半で取りこぼさずに後半で少しでも正解を重ねていくことで合格ラインに到達できます。
出題単元としては、「距離と時間」「図形(面積体積)の応用」「規則性」「特殊算」などから出題されます。
(ポイント)
後半の問題では「考え方」や「発想力」を試される問題が多いです。
算数の基礎力を付けた上で、同じ問題でも「他の考え方で解くことはできないか?」「こんな方法で考えたらどうなるか?」といったように、
1つの答え方だけでなく、普段から色々な角度で問題を考える練習をしておくと良いでしょう。