2020年7月11日
【大学受験】大学入試共通テスト 英語(リスニング)の特徴②
岐阜県の皆さん、こんにちは。
家庭教師のトライ岐阜本部です。
今回は前回に引き続き、大学入試共通テストの英語の特徴についてお話しようと思います。
〇英語(リスニング)の特徴
平成30年度の試行調査問題は大問6問構成で出題されていました。
[第1問]
身の回りの事柄に関して平易な英語で話される短い発話を聞き、情報を把握する。
短文もしくは絵・図より4択選択式。(CEFR:A1~A2程度)
[第2問]
身の回りの事柄に関して平易な英語で話される短い対話を情報とイラストから聞き取り情報を把握する。
絵・図より4択選択式。(CEFR:A1~A2程度)
[第3問]
身の回りの事柄に関して平易な英語で話される短い対話を、場面の情報を参考にしながら聞き取ることを通じて、概要や要点を目的に応じて把握する力を問う。
短文4択選択式。(CEFR:A1~A2程度)
[第4問]
必要な情報を聞き取り、図表を完成させたり、分類や並べ替えをしたりすることを通じて、話し手の意図を把握する力を問う。
身近に起きたエピソードや作業を行うための指示を聞く。
並べ替え形式、図表完成形式、短文選択形式。(CEFR:A2~B1程度)
[第5問]
身近な話題や知識のある社会的な話題に関する講義を聞きメモを取ることを通じて、概要や要点をとらえる力や、聞き取った情報と図表から読み取れる情報を組み合わせて判断する力を問う。
図表完成、4択選択式。(CEFR:B1程度)
[第6問]
身近な話題や馴染みのある社会的な話題に関する会話や議論を聞き、話者の発話の要点を選ぶことを通じて、必要や情報を把握する力や、それらの情報を統合して要点を整理、判断する力を問う。
短文、図表4択選択式。(CEFR:B1程度)
【総評】
試行テストのリスニング問題は、英検でいえば3級から2級程度の問題レベルで構成されていることが分かります。
大学入学共通テストではリスニングは100点満点で構成されており、従来のセンター試験と比べてリスニングの重要度は非常に大きくなります。
特に、CEFRレベルB1に相当する大問4~6の対応能力で大きく点数に差が出てしまうことが予想されます。
大問5では、外国語の講義に参加しているかのシチュエーションで問題内容を聞き取る必要がありますし、大問6では英語を用いてディベートに参加するかのようなシチュエーションに対応できる準備が必要となります。
この対策を短期的に行うことは難しいと思いますので、ぜひ夏休みまでには、実際の問題に触れて・聞いてというようなリスニング対策を始める必要があります。
家庭教師のトライ岐阜校ではお盆特訓等の夏期講習を通じて、リスニング対策の要点をまとめた授業にも対策しています。
この夏、リスニングテスト対策に力を入れたい受験生の皆さんはお気軽にトライ岐阜校までご相談ください。