2019年10月18日
公立高校入試対策 英数国
みなさん、こんにちは!
家庭教師のトライ 広島校です。
今回は前半後半の全2回に分けて「公立高校入試の科目別対策方法」をご紹介していこうと思います。
前半の今回は、国語・数学・英語の3科目についてです!
【国語】
・昨年度の出題内容と配点
国語 |
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第一問 |
第二問 |
第三問 |
第四問 |
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文学的文章 |
説明的文章 |
古典【漢文】 |
作文 |
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出典 |
菊池 寛「我鬼」 |
出典 |
稲垣栄洋 「雑草はなぜそこに生えているのか」 |
出典 |
李白「春夜洛城聞笛」 |
テーマ |
落語のオチの表現方法 |
配点 |
16点 |
配点 |
15点 |
配点 |
9点 |
配点 |
10点 |
語句・漢字 |
3問 |
語句・漢字 |
3問 |
語句 |
0問 |
選択 |
– |
選択 |
2問 |
選択 |
1問 |
選択 |
0問 |
記述 |
1問 |
記述 |
3問 |
記述 |
5問 |
記述 |
3問 |
字数 |
250字以内 |
文豪作品出題4年目。今年は菊池寛です。電車内の席の奪い合いという現代にもありがちな風景のため、情景把握は昨年よりグッと易しくなりました。 ただし古い作品のため語句の意味が読み取りにくく、心情説明の記述問題が難しくなっています。 地の文の何気ない描写から、登場人物の気持ちを推し量る練習が何より大切になります。 |
難易度・構成、ともにスタンダードな内容です。ただし答えは本文中にそのままあるのではなく、キーワードを文章全体から探し出し自分で解答に合わせ構成し直す必要があります。 今年は文章の内容を表にまとめる形式での記述が出ました。段落構成や要旨の把握、指示語の内容など幅広く出題されます。文章量も多いため、時間配分には気を付けて取り組みましょう。 |
数年ぶりに漢文から出題されました。ノーマークだった受験生も多かったかもしれません。 ただしほぼ書き下し文を参照しながら解いていく形式であったため、基本を押さえておけば決して難易度の高い問題ではありません。最終問題だけは少し手古摺るかもしれませんが、鑑賞文自体が課題文と割り切ってちゃんと読み進めていくようにしましょう。 |
表やグラフ、課題文を与えられてではなく、ストーリーを臨場的に伝える方法というこれまでの作文とガラッと様相を変えてきました。戸惑った生徒も多いと思います。 例年満点を取る生徒は5%程度で、部分点を65~70%程度がもらっています。書ききれずタイムアップにだけはならないよう、全体の時間配分には要注意です。 |
小説・評論ともに一昨年と傾向は変わらずでしたが数年ぶりに漢文が出題されました。
作文の傾向も大きく変わっています。
現代文分野の問題は易しくない、漢文も基礎事項が主だったため全体の難易度は易しくなったと言えます。
2018年度入試の鬼門は作文問題でした。知識が必要な問題ではないので、今一度取り組んでおくことをお勧めします。
作文の練習はとにかく書いて、添削を受けることです。
様々なテーマに取り組んでおき、自分の考えをまとめて、表現する練習をしておきましょう。
【数学】
・昨年度の出題内容と配点
数学 |
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単元 |
問題数 |
配点 |
内容 |
問一 |
計算4問 |
8問 |
16点 |
基礎問題集。計算が4問と増えました。四則計算、文字式、連立方程式、平方根と大体網羅しています。 例年通り【1】はサービス問題とみなし満点を目指しましょう。 |
球の表面積 |
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多角形の内角 |
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反比例 |
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確立(コイン) |
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問二 |
円周角の定理 |
3問 |
9点 |
単純に円周角の定理のみ利用するのではなく、三角形の外角の関係を利用するなど、一工夫いる問題です。解き方の道筋が見えれば怖くないので日々演習をしておきましょう。 |
二次関数のグラフ |
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ヒストグラム |
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問三 |
二次方程式の利用 |
3問 |
8点 |
実はリード文を大胆に読み飛ばしても解ける問題。 (1)は良くある“畑に道を十字に作る”問題です。(2)は難易度高めなので確実に(1)を取っていきたいところです。 |
平方根の応用 |
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問四 |
証明 【三角形・平行四辺形の性質】 |
2問 |
8点 |
(2)は今回の難関問題のひとつです。解けそうになければ飛ばしていくのも一つの手です。証明問題は中点連結定理を利用したもので取りかかりやすいものでした。 |
問五 |
図形総合 【複合問題】 |
1問 |
4点 |
図形問題ですが、長さを求める過程で二次方程式を利用します。三平方の定理を使うことに気付けば後は易しい計算となります。 |
問六 |
一次関数の応用 |
2問 |
5点 |
計算することなく求められる(1)に比べて(2)の難易度が跳ね上がります。 範囲内にある座標のうち、どこしか利用できないのかを確認してみましょう。 |
昨年の問題は数学が得意な人にとっては易しく感じられ、苦手な人にとっては難しく感じられる内容でした。
基本事項を押さえておけば得点できる問題が多いですが、問題文の複雑さ、ひねった出題が多かったため、底力が問われる問題だったとも言えます。
広く学習しておく必要があるため、志望校の合格に必要な最低点から逆算して、自分が得点すべき単元を絞って対策することがおすすめです。
【英語】
・昨年度の出題内容と配点
英語 |
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テーマ |
問題数 |
配点 |
内容 |
問一 |
リスニング |
5問 |
12点 |
【A】対話の内容から答えを選ぶ。短いのでメモをしっかり取りましょう。あらかじめ選択肢を確認し、聞き取りの用意を。 |
【B】問題文の最後に質問があり自分の考えを記述します。自分の考えを正しく伝えるため文法力と単語力が必要。 |
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問二 |
会話文 |
10問 |
17点 |
毎年恒例のグラフや表を利用した対話文です。記述は1問のみと少ないですが、選択問題は内容を把握しておかないと引っかかってしまいます。スピーディかつ正確に読み進めていきましょう。 |
問三 |
長文読解 |
8問 |
17点 |
例年通り英問英答・語群整序・的文補充など様々な形式で出題されます。 記述が多めに設定されていますので時間配分に気を付けましょう。今回は生徒の会話に併せて文章を作る必要がありました。前後関係を考えながら作成しましょう。 |
問四 |
英作文 |
1問 |
4点 |
資料に基づいた内容でメールの返信をするという内容。ここ数年このパターンが続きています。作文の自由度は高いが、資料に触れる必要がある。難しく考えがちだが、当たり障りのない内容でも文法ミスがなければ良い。 難しい文法を無理に使わず、ミスなくかける文法で書ききること。 |
大枠での変更はなく、例年通りの出題構成となっています。
大問4問、リスニング問題含めてすべてに英文記述があります。
難しい文法を使って記述する必要はないので、正しい言葉で表現する練習をしましょう。
文法単独での出題はありませんが、演習はしっかりしておきましょう。
問題形式、文章量は英検3級の問題に非常に似ています。中学生のうちに英検にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
リスニング問題が全体の約1/4の配点を占めているので対策なしに本番に臨むことはないようにしましょう。
市販のリスニングCD付きの教材などもおすすめです。
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