2012年2月10日
北海道 中学新指導要領
いよいよ来年度から、中学校の新指導要領に則して、教科書が全面改定となります。
「何が変わるの?」「教える内容が増えるらしいけど具体的には?」
「勉強時間も増えると聞いたんだけど?」などの疑問の声をよく聞きます。
今日は、簡単に何がどのように変わるのかを解説していきます。
<①授業時間が増えます>
科目別に見てみると中学3年間で、
<国語+35時間><社会+55時間><数学+70時間><理科+95時間><外国語+105時間>
増加する予定です(1単位時間は50分です)。
これは総時間数で比較すると、昨年度と比べて1.2倍の量に相当します。
<②指導内容が増えます>
時間数の増加に伴い、指導内容も増えます。例えば数学の場合、
中1)不等式、平行・対象、回転移動、投影図、球、ヒストグラム、誤差や近似値、
平均値・中央値・最頻値・相対度数・範囲階級
中2)確率を用いた不確定な事象
中3)解の公式、有理数・無理数、相似な図形の面積・体積比、円周角と中心角の関係、
円周角の定理の逆、標本調査
これまで、発展的学習内容として、指導するかどうかは学校サイドに任せられていた内容が
「必須項目」になっているものが多いです。
<③今後の対策>
学習指導要領は文部科学省で議論され、国会の承認を得て策定されるものです。
よって「時代の世論を反映される」特徴があります。
これまで「ゆとり教育」という名目のもとに学校指導が行われていましたが、その弊害が
顕著にみられるようになった昨今、「時代のニーズ」に対応するために学習指導要領の改訂が進められました。
単純に「勉強量が増えた」のではなく、それぞれの科目について「より深く学ぶことができるようになった」と
解釈すべきです。これから、如何にして学習時間を確保し、習慣付けしていくのかが重要になります。
トライでも、新指導要領に対応できるように、来年度使用する最新の教科書準拠の問題集を取りそろえ、
必要であれば指導時間の見直し等を現在進行形で実施中です。
来年度を迎えるにあたって、不安な方や学習相談等をご希望の方は
お気軽に教育プランナーにご相談ください。
(道内広域指導可能)
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