教育プランナーブログ

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1月15日には、今年度の北嶺合格者の発表がありました。

合格された方々、本当におめでとうございます!

 

学校から発表されたデータによりますと、

今年は、受検者数(実数)310人に対して、合格者は146人でしたので

倍率は2.1倍以上と去年を上回る倍率でした。

 

さて、来年度に向けて、また再来年度に向けて、

北嶺中受験のためにどんな勉強をしたらよいか?というご相談が増えております。

 

今年度から北嶺中の入試科目は、首都圏の傾向に合わせてなのか、

国語・数学が各100点(各60分)、社会・理科が各50点(各40分)と、

国語・算数重視ととれる配点となっております。

 

今年度の合格者の平均点と、受検者全体の平均点を見てみますと・・・

(合格者平均点/受検者平均点)

 

国語(42/37) 算数(61.4/45) 理科(30.1/25) 社会(34/29)

 

となっており、

明らかに算数の出来が勝負の分かれ道と言えます!

(算数が不得意だとかなり厳しい戦いになります。)

 

ですが、その算数の問題は、年度によって内容がかなり異なるため、

短期間(1年あったとしても)での対策は非常に難しいと感じます。

それに問題集の解法を丸暗記して対応できるような試験ではありません。

 

しかし、中学受験特有の問題傾向に慣れ、スピードをもって解答に導く訓練さえしておけば

まったく歯がたたない問題ばかりというわけではありません。

 

そこで北嶺の算数対策ですが、まず圧倒的な計算の正確性が必要です。

 

毎年4問程度、少数や分数、四則計算が混じった問題がでます。

 

今年では、

 

 (48-33)×(2×24-11×3)+6×(45+74)÷7-21×133÷19=□

 (3.52-2.27)×5+(15.6-11.85)×9=□

 

といった計算問題です。常日頃からミスなく工夫して計算する練習が必要です。

 

加えて、時間があってゆっくり考えればできるというレベルの問題を

瞬発的に解法を導けるようになる訓練が必要です。

 

例えば今年の大問2の(1)問目では、

 

 ある小学校で、今年2013年に卒業する卒業生をお祝いするために、

 折り紙で2013羽のツルを折ることになりました。

 1人【ア】羽ずつ、【イ】人の児童が毎日ツルを折ると、

 【ウ】日目で合計してちょうど2013羽のツルができます。

 

 【ア】【イ】【ウ】に入る数を答えなさい。

 ただし、【ア】【イ】【ウ】には2以上の整数が入り、【ア】【イ】【ウ】の順で数が大きくなります。

 

といった出題ありました。

おそらく合格と不合格の差は、こういった問題がしっかり正解できるかどうかに現れると感じます。

不合格者の多くは、素因数分解の考え方をわかっていて、x×y×z=2013という式から

3×671=2013までは導き出せても、そのあとの671を、限られた試験時間のなかで

分解できず慌ててしまったことでしょう。

 

解答は整数なのですから、必ず素因数分解できます。そのことから、

3×11×61=2013を導き出すことができれば合格に一歩近づきます!

 

算数の正答率は6割で十分合格圏内です!

早く正確に解ける単元をひとつずつ着実に増やしていき、合格をつかみましょう!

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