2020年3月6日
≪札幌≫『2020公立高校入試問題出題分析(社会)』家庭教師のトライ
中3受験生のみなさん、本当に受験おつかれさまでした。
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会【担当″トライさん″神山】から、
2020年3月4日(水)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析【社会編】をお送りします。
【社会】
難易度…やや難しい
第1問は例年通り小問集合。問1に世界地図の読み取りに関する出題があるのは毎年の傾向で、今後も注意したい。問5に地形図を読み取って実際の高低を推測する問題や縮尺の計算の問題が出題されたが、問題集などでよく見かける問題で、しっかり練習していた生徒さんにとっては難しくない。一問一答の問題は基本的な内容で易しめなのは例年通り。学校裁量問題出題校の受験者で、第1問を多く落としているようだと厳しい。
第2問は歴史からの出題。難易度はやや難しかった昨年と同程度。記述の説明問題は不平等条約の内容として関税自主権がなかったことを書かせる問題で、昨年の記述問題よりはやや書きやすい。問4の日本海海戦後の中国における出来事の並べ替えは難しく、かなり深く時代背景が理解できていないと厳しい。全体的にひとつの語句をただ覚えているだけでなく、他の出来事や人物とどのようにつながっているのかということを抑えておかないと得点しづらいというのはここ数年続く傾向。一問一答で覚えるだけでなく、深くつながりを意識して学習しておくのは必須。
第3問は公民からの出題。難易度は平年並み。問4の記述問題は書きたいことの雰囲気をつかめても指定語句を用いてうまく書くのはやや難しかったかもしれない。その他の問題は基本的な内容が中心で、難しい問題は無かった。
第4問は地理からの出題。ここが2部構成になるのはここ数年続く傾向。難易度はやや難しい。A・Bいずれも完全解答の出題が増加し、各国や日本の諸地域の生産品や工業的特色、農業的特色、気候的特色などを正しく把握していないと得点できない。教科書以外にも地図帳や資料集などでしっかり押さえておきたい。また、今年も出題されたが北方領土に関する知識は必須。島の名前と位置は正しく覚えておきたい。
全体的な難易度としては昨年同様にやや難しいものではあったが、大幅に平均点が下がるほどのものではなかった。 数年続く傾向ではあるが、丸暗記に頼る勉強よりも語句と語句とのつながりを正しく覚えておくことが大切。また「資料を読み取る力」もきたえておく必要があるので、記述の説明問題の練習は不可欠だ。
―――
(なお、今回の入試の5教科予想平均点は標準で130₋135点、裁量で190点前後とみています。)
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。
さあ希望溢れる春です!合格のための現学年の総復習・新学年の予習、日々の勉強習慣付けなど、 特に新中3生の方は来年の入試・合格へ向けての新たな第一歩を踏み出していきましょう! トライでは「自学力」を高め、そうした「実戦力」へ導く教師たち・指導方法が整っています。
学習無料相談・学力無料分析(AIを使った学習)は、家庭教師&個別教室のトライ:0120-555-202(9:00₋23:00 土日祝も受付)までお気軽にお問い合わせください。
『トライ北海道札幌ブログで最新合格体験談・成績UP実例発信中!』
フォームでのお問い合わせはこちらからどうぞ。