2020年3月5日
≪札幌≫『2020公立高校入試問題出題分析(英語)』家庭教師のトライ
中3受験生のみなさん、本当に受験おつかれさまでした。
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会【担当″トライさん″神山】から、
2020年3月4日(水)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析【英語編】をお送りします。
【英語】
難易度…標準・裁量ともにやや難化。
第1問のリスニングは15点の配点。時間が計10分程度というのも例年通り。内容は問1・問2は文の中に間接疑問文、分詞による後置修飾、関係代名詞による修飾が含まれており、全文の意味を理解しようとすると難しいが、要点だけ聞き取れれば正答にたどり着くのは難しくない。問3は先に設問に目を通すよう促され、そのあと英文が読まれるという新傾向のパターン。選択肢の文章一つひとつが長く、事前に目を通す時間だけですべてを訳すのは困難だ。本文を読み上げられた後に設けられている解答時間中に素早く訳して選択する必要がある。慣れないスタイルの出題ゆえに戸惑う生徒さんもいただろう。全体としての難易度はやや難化。
標準問題の第2問は問1~問3については例年通り易しい内容の小問集合。ごく基本的な単語力があれば容易に解ける問題が多く、確実に得点を積み重ねておきたい内容。問4で並べ替えの文法問題に代わって英作文が組み込まれたのは新傾向。内容は難しいものではないが、英文を書き慣れていない生徒さんには難しく感じただろう。2題とも4点の配点があり、高得点を狙うには取りこぼせない内容だった。問4のみ難化したと言えるだろう。
標準問題の第3問(裁量問題の第2問)は例年通りAが短めの文章読み取りでBが図表読み取りの構成だが、Bが例年より少し読み取りにくかった。記述問題については、Aの問2が例年通りほぼ本文の抜き出しで書ける問題。Bの問2も言いたいことさえまとまれば記述自体は難しくない。
標準問題の第4問(裁量問題の第3問)も例年通りの長文。セラピードッグに関する対話で、注釈を利用して読んでいけばさほど難しい文章ではなかった。設問数が1問減ったことを除くと設問自体は例年とそう変化はなかった。本文の内容に合うものを選ぶ問題では、文全体が大まかに捉えられていれば、細かなところでわからないことがあっても正答できる。
裁量問題の第4問も例年通りの出題。Aの長文問題は難しい文法で書かれた文が少なく、内容もわかりやすい。設問の難易度も下がっており、例年より易しめの出題であった。半面、Bの自由英作文は制限語数が例年の24語から30語に増え、かつ設定されている条件も例年に比べてかなり限定的で表現が難しくなっているため難化したと言える。
全体の難易度としては、標準問題・裁量問題ともにやや難化。裁量問題全体としては昨年と同程度かやや難化といえる。英作力が問われる出題が増加しており、今後も英作力を鍛えていく必要があるだろう。
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