2021年3月9日
≪札幌≫『2021公立高校入試問題出題分析(数学)』家庭教師のトライ
中3受験生の皆さん、本当に受験おつかれさまでした。
家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会【担当“トライさん”神山】から、
2021年3月4日(木)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析【数学編】をお送りします。
【数学】難易度…標準、裁量とも易化
標準問題の第1問は例年通り易しい内容の小問集合で、確実に得点しておきたい内容。
おうぎ形の弧の長さの問題は公式を忘れていてできない生徒さんも多そうではある。
ただ、全体として基本的な内容からの出題ばかりなので、今後も基本的なことを徹底して得点できるようにしておく必要はある。
標準問題の第2問(裁量問題の第1問)は小問集合。
基本的な知識がしっかり身についていれば易しく、配点も大きめなので必ず得点しておきたい内容。
問4の作図の問題は設問の指示する線の意味が理解できるかが鍵。
標準問題の第3問(裁量問題の第2問)は会話文を参考に規則性を読み取る問題。
昨年のものより会話の誘導が丁寧で読み取りやすく、答えやすい。
問2は問1が理解できれば考え方が同じのため解きやすい。
また、問2は考え方も説明させる問題だったが、図や表を使って説明して良いというのは新傾向。
配点も答えが1点、説明が2点と説明に重きが置かれていた。
今後もこのように考え方を記述できるような練習は必要だろう。
標準問題の第4問(裁量問題の第3問)は関数。
問1・2は基本の内容で、問題集などでも頻繁に見る問題となり易しい。問3はy軸に対称となる位置に点を取り直線でつなぐという考え方の問題で、図形の単元などでも見かける考え方のため、問題演習をたくさんこなしてきた生徒さんなら考え方はわかりやすい。
標準問題の第5問(裁量問題の第4問)は平面図形の出題。
問1の角度の計算は二等辺三角形の内角の問題で易しい。
問2の証明は設問文の内容通りに線を引いていけばかなり容易に書ける内容で、ここしばらくの証明問題の中で最も易しいと言える部類。
裁量問題の第5問は平面図形・空間図形の各1問構成。問1は(1)(2)ともに途中の経過を図にしっかり書き込んで考えることが必要で、頭の中で考えていると正解は出しにくい。
ただ、正しく書きめたならばそこまで難しい問題ではない。
問2は(1)(2)立体の切り分け問題で、ここはしっかり得点しておきたい。
(3)は「PQとEGが同じ平面にある」という言葉が「PQ//EG」と同意であることに気付くかが鍵。
そこに気付けば立式は簡単とは言わないが、非常に難しいというほどの問題ではなかった。
全体として、途中の考え方を重視する傾向が戻った印象。
結果だけでなくプロセスを大切にしたい。
総合した難易度として、標準問題・裁量問題とも易化と言えそう。
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。
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