教育プランナーブログ

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中3受験生の皆さん、本当に受験おつかれさまでした。

家庭教師&個別教室のトライ北海道グループ教務委員会【担当“トライさん”神山】から、

2022年3月3日(木)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析【数学編】をお送りします。

【数学】難易度…昨年の標準問題よりはかなり難しく、裁量問題に近いレベル

第1問は例年通り易しい内容の小問集合ながら配点が33点もあり、確実に得点しておきたい内容。

問1~5は易しく取りやすい。問6の作図は中点連結定理を正しく理解できていないと難しく感じるだろう。


第2問は箱ひげ図からの出題。新学習指導要領により今年から中学の学習内容に下りてきた分野のため過去問では見たことがない問題となった。

問1,2ともに「四分位数」「中央値」「平均値」など語句の意味が正しく理解できていないと太刀打ちできないが、そこさえ理解できていれば易しい出題。対策をきちんとしていたかどうかで明暗がはっきり分かれただろう。


第3問は関数。問1は例年通り易しい問題で確実に得点したい。

問2は∠AOB=90度となるのが点Aのx座標とy座標が等しいときというのに気づかないと解けず、気づけたとしても(2)の説明させる問題は記述のしかたが難しかった。(1)が4点、(2)が8点と大きな配点となったこともあり、正答できた生徒さんは他との差が大きくつけられただろうが正答率は極めて低いだろう。


第4問は図形の問題。問1は簡単な角度の計算で得点しておきたいところ。

問2は問題文の誘導に乗れば(1)の穴埋めまでは容易。(2)の証明は円周角の定理の逆を最後まで書ききるのは難しかったかもしれないが、相似を証明する過程で中間点までであれば取りやすい。証明は昨年が非常に簡単だったため、それと比較すると難しくなったと言える。


第5問は平面図形の出題。旧裁量問題を少し意識しつつも難易度はそれほど高くない程度にとどまった。

問1の(1)は三平方の定理で非常に易しい。(2)は三平方の定理と相似比を多く使わなければいけないためやや難しい。

問2は表や図を使って考えれば(2)はさほど難しくないが、(1)の記述はなんとなく理屈がわかっても書き方が難しい。素因数分解するだけでも中間点が入る問題だったので、途中まででも考え方を書いて得点できたかが鍵。


全体として、近年の裁量問題に組み込まれていたような内容が関数・図形の問題に出題されたが、近年は裁量問題の難易度が下がっていたため強烈な難易度の問題は無かった。

昨年から途中の考え方を重視する傾向が戻った印象があったが今年も続いている。

今後も結果だけでなく途中の考え方を示す練習も必須となる。

次年度以降の入試に備えるためには読解力もある程度必要だが、それ以上に要点をまとめて自分の考えを表現できる力を訓練すると良いだろう。



いかがでしたか?

特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力を身につけていかなければなりません。



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