教育プランナーブログ

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中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!

家庭教師のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】から、

2025年3月4日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』の出題分析
【国語編】をお送りします。



入試制度が変わり4年目の入試。

今年の第2問は論説文で、小説の出題がなかった。

また、古文が第1問の小問集合内に組み込まれ、例年は古文か漢文の出題であった第3問が会話文からの出題になるという変化があった。

第1問は小問集合で配点が前年の25点から3点増加して28点。

問1~3は漢字の読み書き部首、問4は会話のつながりを選択する文でいずれも内容は易しい。

問5はここに古文が組み込まれ、大問として古文の出題がなかったのは新傾向。

文章は少し読みにくく感じるかもしれないが、全体の意味をなんとなくとらえることはさほど難しくなく、設問も全て選択式であり難しくは感じない。

古文が苦手な生徒さんでもある程度得点できただろう。

第2問は昨年の小説にかわって評論文。配点は40点。

文章量がまるまる2ページと長いが、一昨年に出題された評論文に比べると内容は読みやすい。

選択や書き抜き設問が多く、長文記述は問7のみのため昨年よりやや得点しやすかっただろう。

問1の漢字はやさしく、問2の広辞苑からの引用の目的、問3の2つの動詞の関係性の設問も難しくない。

問4の書き抜きでの穴埋めは少しあとの文章に類似した表現があるため見つけやすい。

問5は話の流れから「表現」と「表出」の違いが理解できれば難しくない。

問6は難しく選択肢のどれもがありそうに見えて判断に困る生徒さんは多かっただろう。

問7の85字程度の記述問題は少し前の引用部分をまとめるだけで、ポイントに気づけば簡単だが本文に重要そうなポイントが多く迷わされたはず。配点が8点のため得点しておきたいところではあるがポイントを見つけにくく得点しにくかっただろう。

第3問は会話文からの出題。配点は16点。

会話の内容はわかりやすくすんなり理解できる。

問1①はやさしく②は後ろとの文脈を考えれば難しくない。

問2の敬語への書き換えは日常でよく使う言葉でやさしい。

問3の発言の意図についても選択肢が絞りやすく難しくない。

問4は白井さんの発言を書く問題。条件から書くべきことはなんとなくイメージしやすいがいざ実際に書こうとしてみるとうまくまとまらず苦労した生徒さんは多そう。配点6点の問題だが得点しきるのは難しかったかも。

第4問は節水というテーマから資料を読み取って作文を書くという問題。配点は20点。

資料の内容は非常にわかりやすく、下書きの文章も身近なテーマであるため理解しやすい。

問1は文章の誤りを正す問題で「使用できる」「使える」が重なってしまっているものを直すというもの。得点しやすい。

問2は下書きの文章中に1文差し込むものだが場所は選びやすくやさしい。

問3は40字以上50字以内の記述2題。Xは資料を読み取ったうえで後ろの文とのつながりからイギリスとの比較であることを見出す必要があるが難しくない。Yは資料の読み取りだけでなく節水というテーマに沿って思うことを書かなければならないが、さほど難しくはない。

問4の字数制限なしの記述問題は資料中のいずれかに触れて節水への取り組みを書けば良いだけなので、昨年のラストに問題に比べるとかなり書きやすい。

全体としては、ここ2年ほどに比べると文章は読みやすく設問にも強烈な問題は見当たらなかったという印象。

また、ここ数年の傾向通りに「記述力」「表現力」に重きを置くようになっている。

次年度以降の入試に備えるためには読解力もある程度必要だが、それ以上に要点をまとめて自分の考えを表現できる力を訓練すると良いだろう。



いかがでしたか?

特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力をつけていかなければなりません。


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