教育プランナーブログ

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中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!

家庭教師のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】からの、

2025年3月4日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』出題分析です。


第1問は例年通り易しい内容の小問集合。配点は昨年の35点から1点減少したが34点もあり、確実に得点しておきたい内容。

問1~4はごく基本的な知識や計算力を求められており、易しく取りやすい。

問5は度数が偶数の場合の中央値の正しい求め方を知っていたかどうか。知っていればやさしい。

問6は立面図・平面図への理解が必要で引っかかりやすい。札幌市などで使用している教科書(学校図書版)P199に全く同じ問題があった。


第2問は一昨年の文字式の考え方、昨年の方程式の文章題の出題から変わって確率と標本調査からの出題。配点は昨年の15点から1点増加の16点。

問1は相対度数という言葉の意味を正しく知っていればやさしい。

問2(1)は標本調査の内容から全体を推定する計算方法を説明させるもの。12/30が赤玉であったことからx/50=12/30として考える内容を言葉にして説明するのは少し書きにくそう。

(2)の①は四分位範囲を知っていればやさしく、②の説明も標本調査の本質を知っていればやさしい。


第3問は関数。配点は昨年と同様の16点。

文章量が多いことから例年よりも条件の把握に時間がかかった生徒さんは多いだろう。

問1(1)はやさしい計算。(2)は理科でも学習した平均の速さについて理解できていればやさしい。

問2は文章が長いが式は全て与えられており、図2の状況から「電車の移動距離」が「自転車の移動距離」より48m多いということに気づくかどうかだけ。

気づいてしまえば昨年の関数の記述説明問題よりはかなり書きやすい。


第4問は図形の問題。配点は昨年と同様の16点。

ここも文章量が多いが問題集などでよく見る図形のため条件はすんなり理解できた生徒さんが多そう。

問1(1)はごくやさしい角度の計算で落とせない問題。(2)は実際に作図するのではなく作図の方法について説明している会話の穴埋めという新しい傾向の問題。新しい傾向ではあるものの問われている内容はやさしい。

問2の証明は問題集などでよく見るタイプの問題だが、苦手としている生徒さんも多いタイプのもの。数多く問題に触れて書き方に慣れている生徒さんなら楽に書けただろうが、そうでない生徒さんは厳しかったかもしれない。∠A=∠D=90度が導けるだけで中間点2点もらえたのでそこまでは楽に取れた。


第5問は平面図形からの出題。配点は昨年と同様の18点。

問1(1)点の移動に伴う面積変化のグラフを選ぶもので難しくない。(2)は条件にあてはまる図を書き込んでみて落ち着いて計算できれば難しいとも言えない程度。

問2は図形と確率の融合。条件は理解しやすくじっくり考えれば難しくないが、最後の問題で時間もなく焦ってしまって条件にあてはまるものを見落としたという生徒さんも多いだろう。


全体として、強烈な難易度の問題は無くやさしい内容だった印象だが、途中の考えを説明させる問題でうまく得点しきれたかがカギ。


また、語句の知識を正しく理解していないと解けない問題も多く、見覚えのある問題のパターンを増やすよりは本質の理解を徹底した生徒さんの方が得点できただろう。




いかがでしたか?

特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力をつけていかなければなりません。


さあ希望溢れる春です!合格のための現学年の総復習・新学年の予習、日々の勉強習慣付けなど、 特に新中3生の方は来年の入試・合格へ向けての、また新たな第一歩を踏み出していきましょう!

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