2025年3月5日
≪札幌≫『2025公立高校入試問題出題分析(理科)』家庭教師のトライ
中3受験生の皆さん、本当に受験お疲れ様でした!
家庭教師のトライ北海道グループ教務委員会
【担当“トライさん”神山】からの、
2025年3月4日(火)に行われました『北海道公立高校入試問題』出題分析です。
【理科】難易度…昨年よりやややさしい
第1問は小問集合。配点は28点。
基本的な語句や知識を問う問題が多くやさしめで、ここは手堅く点を取っておきたい。
第2問は生物からの出題。配点は18点。
4種類の植物の観察に関する問題で、問1のルーペの使い方はやさしいが問2・問3はいずれも完全解答で得点しにくい。問4の説明させる問題2題はいずれも観察カードの内容に加えてコケ・シダ植物の正しい理解が必要で難しい。
第3問は化学からの出題。配点は18点。
金属のイオンになりやすさを調べる実験で、実験自体はよくあるもの。
問1(1)(2)はやさしめで得点しやすい。(3)の図示は銅が電子を得て固体になった数と同じ数の亜鉛がイオンになること、硫酸イオンは数が変化しないことの理解に加え、硫酸銅水溶液の色が薄くなったという表現から、銅イオンも残っていなければならないことを正しく理解して図示する必要があり難しめ。(4)のイオンになりやすさを調べる実験は元の実験1の現象が起こる理由などを正しく理解していないと書けず難しい。
問2は実験1の考察と実験2の結果を見れば書くべきことはやさしい。
第4問は物理からの出題。配点は18点。
LEDと豆電球を使った実験で、実験自体の内容は理解しやすい。
説明させる問題が3問出題されたが他の問題はやさしめ。
問1(2)はLEDの性質が設問に書かれているためやさしめ。問2(2)②は電流の特徴として抵抗が低い(ない)方に電流が流れやすいことを説明するもので難しくはない。(3)②はエネルギーの変換効率について触れる必要があり難しめだった。
第5問は地学からの出題。配点は18点。
観測については珍しいものではなくよく見る内容のもの。
問1(2)の地震計のメカニズムの問題は勘違いしやすく引っかかる生徒さんも多そう。
分力の作図は基礎的内容で、(2)のグラフの書き取りも表を読み取って書くだけなので難しくない。
問2(1)の初期微動継続時間に関する説明はさほど難しくはないが、(2)は初期微動継続時間と震源からの距離が比例関係にあることを正しく理解した上でグラフにする必要がありかなり難しい。グラフが書けさえすれば地震発生時刻はそこから読み取れる。(3)の緊急地震速報に関する計算は(2)ができていた上で速さを正しく計算できないと解けず難しい。
ここ数年、理科は毎年難しい出題となっているが今年も難しめの出題であった。
一昨年に比べるとやさしめだが昨年同様と言えそう。
いかがでしたか?
特に次期受験生の方は、限られた時間のなかで、これまでの知識を活かしながらそれを本番で使えるように、最新入試傾向をふまえての実戦力をつけていかなければなりません。
さあ希望溢れる春です!合格のための現学年の総復習・新学年の予習、日々の勉強習慣付けなど、 特に新中3生の方は来年の入試・合格へ向けての、また新たな第一歩を踏み出していきましょう!
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