教育プランナーブログ

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの倫理・政治経済の概況についてお伝えいたします。

 

倫理・政治経済

 

平均 69.73点(昨年比+0.47点)

分量 例年並み

難易度 例年並み

大まかな傾向  年代の順番を答える問題が復活し、知識の重要性を再確認。

 

問題構成

(大問数 7 解答番号数 32)

 

1 源流思想

2 日本思想

3 西洋の近現代思想

4 青年期・現代社会分野

5 まちづくり

6 経済主体 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

7 地方自治

 

 

概観 

倫理では代表的な思想・思想家に関する基本用語と、文章の要点を見抜く力が必要となります。政治経済では基本知識をもとにグラフや表を考察するような思考力を問う問題となっています。

 

問題pickup

第6問は、いわゆる”ビッグマック指数“を取り上げた為替レートの問題でした。
これは政経の教科書には載っていない、多くの受験生にとって未知の概念ですが、外国為替レートの仕組みを抑えておけば解ける問題でした。
公民では、このように新奇の概念が出題されることがありますが、問題自体は教科書レベルの知識で対応できるものです。
惑わされたり、動揺したりすることなく、落ち着いて問題を読みましょう。

※ビッグマック指数とは……マクドナルドで販売されているビッグマック1個分の価格を基に、各国の経済力を計る経済指標の一つ。ビッグマックは全世界でほぼ同一品質のものが発売されており、原材料費や店舗の光熱費、店員の労働賃金など、さまざまな要因を元に単価が決定されるので購買力の比較に使いやすいとされました。イギリスの経済専門誌『エコノミスト』が1986年に提唱しました。(参照:Wikipedia)
(共通テストの問題には特定の商品名を出せないので、問題文中には「ビッグマック指数」という単語は出ていません。)

 

来年に向けた対策方針

 


倫理・政治経済まんべんなく

倫理の会話文読解では、論点を追い、問いのポイントを見極めることが必要です。政治経済では、知識を具体的事例で運用できるかが問われています。
両方の分野からバランスよく出題されるので、範囲は広いですが、しっかり勉強しましょう。

どちらかの分野がどうしても苦手、範囲が広すぎて勉強しきれない……という場合は、受験科目を「倫理」あるいは「政治経済」に切り替えるという手もあります
人によっては、そちらの方が公民の点数を伸ばすことができます。

※※事前に、自分の志望校の指定科目を確認して、「倫理・政治経済(倫政)」でなくても大丈夫かを確認しましょう!
文系大学の中には、「倫政」しか使用できないところもあります。

※それぞれの科目の勉強法については、過去のブログ(2022年大学入試共通テスト概況分析 第10回 倫理2022年大学入試共通テスト概況分析 第11回 政治・経済)も参考にしてください。

 
 

その他の対策方針

 

知識

政治経済の各分野では融合問題も出題されるので、知識を幅広く、正確に身につけましょう。

読解力

会話文の流れを追い、大まかに文章の論点を理解してまとめる練習をしましょう。

時事問題

「民泊」「助成金」などの時事的要素に対応できるよう、日頃から情報収集をしておきましょう。

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