教育プランナーブログ

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

今回は、共通テストの地学の概況についてお伝えいたします。

 

地学

 

平均 52.72点(昨年比6.07点)

分量 例年並み

難易度 やや易化

大まかな傾向  知識問題、計算問題、読図問題がバランスよく出題された。

 

問題構成

(大問数 5 解答番号数 30)

 

1 20世紀初頭における地学的発見

2 固体地球

3 岩石と地層

4 大気と海洋 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

5 宇宙

 

 

概観 

今年も分野総合的な問題が出題されました。知識問題が増加し、計算や考察問題は減少したため難易度はやや易しくなりましたが、立体的な動きを図解しないと理解が難しい問題も出題されました。

 

問題pickup

第4問は、海水の運動が「時計回り」か「反時計回り」かを考える地衡流の問題でした。

水圧の圧力差については海面の高さに注目すればよいことに気づき、圧力と釣り合うようにコリオリの力を書くことで運動をイメージできます。
圧力差と、地球の自転により生じる相対的な力の影響を理解して、立体的な回転運動をイメージする必要がありました。

※コリオリの力とは……地球の自転によって引き起こされる(ように見える)力のこと。北半球では右向き、南半球では左向きに働く。
この力の影響で、北半球の台風は半時計周り、南半球の台風は時計回りに渦を巻く。また、1kmを超える超長距離狙撃の場合、この力の影響を受けて弾がわずかに逸れるため、コリオリの力を考慮した補正が必要になる。

 

来年に向けた対策方針

 

第4問で地衡流における海水の立体的な動きを考察する問題、第5問で火星と金星の相対的な運動を考察する問題が出題されました。立体的・相対的運動はイメージが難しいので、自分で図解して理解するようにしましょう。

 

その他の対策方針

 

知識問題・分野総合問題

教科書の知識を満遍なく習得するだけでなく、「水」「空気」といったテーマごとに、関連する単元を集めてノートにまとめてみましょう

計算問題

公式は暗記して終わりではなく、実践練習をくり返し行い活用できるようにしましょう。

読図問題

問題演習時は解説を必ず読み、図から読み取った情報が正しかったかをチェックしましょう。

考察問題

与えられた情報だけではイメージできない場合は、自分で図や立体的な動きを書くようにしよう。
 

 
今回で、2022年共通テストの解説は以上になります。
受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。

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