教育プランナーブログ

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こんにちは!

今回は、大学入試の模試について解説します。

大学入試の模試は種類が多く、どれを受験したらいいかわからないこともあるのではないでしょうか。

各模試ごとの特徴をまとめたので、参考にしてみてください。

 

※情報は2022年6月段階のものです。最新の情報・お申し込みについては各模試のHPをご確認ください。

また、全統模試についてはトライに問い合わせいただければ教室での受験も可能です。

 

高1・高2

●進研模試

全国で最も受験生の多い模試だと言われています。

学校単位での申込のみ受け付けており、個人での受験はできません。

学校で受験させられている人も多いのではないでしょうか。

ただし、進研模試には以下のような特徴があることから、全国的な自分の順位を知るのには向いていないとされています。

    

・浪人生は受験できない

・大学進学しない人も多く受験している

・上記の理由から、進研模試を申し込まない進学校もある

・他の模試と比較すると問題が易しめ

 

進研模試を学校で受験させられるときは、順位や偏差値、志望校判定はあまり参考にせず、問題の正誤から自分の学力を把握するのに活用するのがよいでしょう。

 

●河合全国統一模試(全統模試)

学校単位だけでなく個人での申込もでき、自宅受験も可能となっています。

進研模試を除けば最も受験者の多い模試です。

全国における自分の立ち位置を知るにはうってつけと言えるでしょう。

難易度もオーソドックスで、志望校判定や偏差値がぶれにくいです。

 

●駿台全国模試(高3まで実施)

難関大学の受験者を対象とした非常にハイレベルな模試です。

旧帝大の2次試験くらいの難易度の問題が出題され、受験者のレベルも高いため、偏差値がかなり低く出る傾向があります(平均点が取れるだけでもすごい)。

しかし出題される問題は良問ぞろいで、解説も非常に丁寧です。

難関大を視野に入れている人はぜひ受験したい模試ですが、そうでない高校生にとっては難易度が高すぎるため受験しなくてもいいです。

 

●東進模試(全国統一高校生テスト)

なんと受験料が無料なので、気軽に受けやすいのが特徴です。

また、結果がかなり早く出る(最短5日)なので、模試を受けたときの感覚を忘れないまま復習をすることができます。

受験できるのは現役生のみとなっており、共通テストを意識した配点や時間配分になっています。

出題範囲が高校の全範囲となっているため、中高一貫校で無い生徒や、塾に通っていない生徒はやや不利です。

母集団が先述の模試より少ない(東進生多め)ので、「河合の模試だけだと満足できない・・・」と感じた人は受験してみるくらいの心つもりでよいかと思われます。

 

高3

高3からは、共通テストを意識したマーク模試や、大学別の模試が開催されるようになります。

また、高3模試からは浪人生も参加するようになるため、高2の時より偏差値が下がることがあります。

 

●河合全統共通テスト模試、全統記述模試

受験者が最も多い、オーソドックスな模試です。

記述模試と共通テスト模試の結果を、志望校の科目・得点配分に換算した上でドッキング判定を出してくれるため、判定の精度が高くなります。

 

●河合大学別オープン模試

特定の難関国公立大学・私立大学を対象とした、本番同様の問題形式・試験時間の模試です。

河合全統共通テスト模試を一次試験の結果とし、ドッキング判定が出せます。

    

対象の大学は以下の通りです。

    

北海道大・東北大・東京大・一橋大・東京工業大・名古屋大・京都大・大阪大・神戸大・九州大・早稲田大・慶応大

    

これらの大学を志望校にしている人は、受験すべきです。

またドッキング判定が出せるので、オープン模試を受けるなら全統共通テスト模試も受けたほうがよいでしょう。

 

●駿台全国マーク模試、駿台全国判定模試、駿台・ベネッセ共通テスト模試

進研模試を受けていた学校の人は、高3になると駿台ベネッセ共通テスト(駿ベネ模試)を受けされられることが多いです。

「駿台」と名がついていても、「駿台全国模試」とは違い難易度は標準的です。

こちらも、記述模試とマーク模試でドッキング判定ができます。

 

●駿台大学別実践模試

河合大学別オープン模試と同様、難関国公立大学・私立大学の2次試験を模した記述式試験です。

対象となる大学も河合大学別オープン模試と同じです。

対象の大学を受験する学生は、これも受験しましょう。

また、駿台・ベネッセ共通テスト模試とのドッキング判定が出るので、該当の模試も受験しましょう。

 

●東進大学別本番レベル模試

東進も、国公立難関大の大学別レベル模試を行っています(早慶は行っていません)。

受験生が河合・駿台の大学別模試より少ないので、どうしても余裕がない・自分の勉強に集中したい人は受けなくても大丈夫です。逆に練習をたくさん積みたい・少しでも本番慣れしたい人は受験してもいいでしょう。

また、東進の大学別模試には、千葉大・広島大のものもあります。

これらの大学を志望する人は、ぜひ受験しましょう。

 

高3生を対象とした模試は、他にも多数ありますが、全ての模試を受験するのは金銭的・体力的な負担が大きいです。

上記の模試は受験者が多く信頼が高いものなので、この中から自分の体力・志望校をもとに選ぶとよいでしょう。

 

オマケ:筑波大学を受験する人はどの模試をうけたらいいの?

難関国立大のはずの筑波大学の大学別模試は「なぜか」ありません。では筑波大学の志望者は、どの模試をうけたらいいのでしょう。

実は、筑波大学の問題は標準的なものが多いため、大学別模試を受ける必要性は低いです。過去問演習・記述模試で練習を重ねましょう。

理系の人であれば、北海道大学・東北大学の模試がお勧めです。(難易度が高すぎない・3科目で受験できる)

文系の人は記述模試だけでも十分です。

 

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