2022年1月
2022年1月17日
共通テストの、その先へ
こんにちは!
家庭教師のトライ茨城校です。
さて、去る1/15、16日は、センター試験でしたね。
受験生の皆さん、お疲れさまでした。
人によっては、遠くの試験場まで行かなければならず、体力的にも疲れ果てた方もいるのではないでしょうか。
しかし、あなたがどれほど疲れていても、時間は待ってはくれません。
最も早い私立大学であれば、1月の下旬から入試が始まります。
国公立大学の前期入試までは、あと1ヶ月程度しかありません。
つまり、共通テストが終わったら、すぐに「私立大学・二次試験の身体」に切り替わらなければならないのです。
今日は、センター試験を終えた受験生が陥りがちな状況について、解説します。
- 1 燃え尽き症候群
センター試験の自己採点で、模試よりも良い結果が出れば、大きな達成感があるでしょう。
逆に、模試より悪い結果だったら、徒労感や絶望感に襲われてしまいます。
しかし、共通テストは、あくまで入試の第一関門に過ぎないのです。
自己採点の後浮かれたり、落ち込んだりするのは誰にでもあることです。
大事なのは、どれだけ早く切り替えができるか、ということなのです。
一次試験が多少悪くても、二次試験次第でまだまだ逆転は可能。
「共通テストの結果が良くて浮かれている奴を、二次試験で追い抜いてやる」
「共通テストが良かったから、二次試験もいい点数を取って、上位合格してやる!」
そんな意気込みで勉強していきましょう。
- 2 共通テストリサーチで一喜一憂
共通テストから数日後に、共通テストリサーチの結果が返ってきます。
結果を見た際、受験生が良く考えるのは、次のようなこと。
「第一志望の判定微妙だった・・・」
「判定結果が会社によって全然違う、どれを信じればいいんだ ・・・ 」
ここで注意すべきは、共通テストリサーチは、完璧なシステムでもなんでもないということです。
もちろん、自分の共通テストの点数が、志望校の受験生全員の中でどのあたりに位置しているか、を大まかに知ることはできますが、実際の順位と必ず一致するとは限りません。
共通テストリサーチの主な欠点は以下の通りです。
・受験生全員が提出しているわけではない
共通テストリサーチは、各予備校などが行っているものであり、点数の提出は、義務ではありません。
例えば、業界最大手の河合塾のものでも、提出者は全体の8割程度です。
・あくまで自己採点
提出する点数はあくまで自己採点の結果にすぎません。
自己採点の正確さは、問題冊子の書き方に左右されるものですが、大抵の受験生は数点のずれがあるものです。
1科目当たりの誤差は少なくとも、合計としてみれば数十点の差になる、ということもあるものです。
・志望校の変更
リサーチで入力する志望校は、センター試験の受験前から決めていたものです。
共通テストの結果次第で、ワンランク上の学校に切り替える、あるいは学校のランクを下げる、という受験生は非常に多いです。
リサーチ時点での順位と、実際の受験者内での順位が大きく違うこともざらです。
・数ヶ月前の模試の結果を参考にする
予備校のリサーチは、共通テストの結果と、自社の記述模試の結果を合わせて、志望校判定を行います。
二次試験の内容は、各大学ごとの差が大きく、記述模試の結果と一致するとは限りません。
また、記述模試を受験してから、二次試験までは数か月あるため、その間の学力の伸びは考慮されていません。
このように、共通テストリサーチの結果は割とガバガバです。
あくまで参考程度にとどめておくのが良いでしょう。
- 3 記述問題が解けなくなっている
共通テストの対策で、延々マークを塗りつぶしていた。
いざ二次試験の問題に手を付けても、数か月前まではできていたはずの記述問題がさっぱりできなくなっている。
これは、共通テストの対策に集中するあまり、記述問題を数ヶ月行わなかった受験生がよく陥ってしまう現象です。
まずは、感覚を取り戻すことを意識しながら、過去に解いた問題をもう一度見返したり、解いてみたりしましょう。
いかがでしたか?
受験生の皆さん、体調にも気を付けながら、引き続き頑張っていきましょう。
茨城校一同、応援しています。