教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
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2022年3月

こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの地理の概況についてお伝えいたします。

 

 

地理B

 

平均 58.99点(昨年比-1.07点)

分量 例年並み

難易度 例年並み

大まかな傾向  複数の資料を比較する問題が増え、解答までに時間を要した。

 

問題構成

(大問数 5 解答番号数 31)

 

1 世界の自然環境や災害

2 資源と産業

3 都市と人口 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

4 ラテンアメリカ地誌

5 地域調査(北海道)

 

 

概観 

小問数は1問減ったものの、読み取きの難しい資料問題が出題されたため、時間的な余裕に変化はあまりありませんでした。資料同士を比較したり、意図を読み解いたりと多様な分析が要求されました。

 

問題pickup

第3問は、複数の資料を比較して該当する地区を見つけ出す問題でした。

同じ地域で、異なる4種類の条件で色分けされた地図が登場。地図を見比べながら、「ジェントリフィケーション(都市内の衰退した地区に、経済的に豊かな人々が流入することで地区の再生が進む現象)」がみられる地区を見つける問題でした。地区ごとの状態を4種類の地図を見比べて読み取る必要がありました。

 

来年に向けた対策方針

資料と資料、資料と文章を比較して解答する問題が多く出題されました。資料の意図を読み取り、知識と結び付けて解答する練習が必要になるでしょう。

その他の対策方針

 

系統地理

学習の際は必ず地図帳を開き、どの地域のことを学んでいるのかをリンクさせてインプットしましょう。

地域調査

見たことのない地形図も、読み取り方は同じ。地形図の読み取り方は必ず練習しておきましょう。

地誌

知識を覚える際は「なぜそうなるのか」「この先どうなるか」をセットで理解するようにしましょう。
複数の資料が出題された場合はそれらを結びつける練習もしましょう

資料活用

資料問題を解いた後は解説を読み、資料からどんな情報を読み取る必要があったかチェックしましょう。

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの世界史の概況についてお伝えいたします。

 

 

世界史B

 

平均 65.83点(昨年比+2.34点)

分量 例年並み

難易度 やや易化

大まかな傾向  グラフ読み取り問題が減少し、長文読解問題が増加した。

 

問題構成

(大問数 5 解答番号数 34)

 

1 学術関連史 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

2 歴史資料読解

3 人々の交流と社会の変化

4 多様な歴史評価

5 墓廟関連史

 

 

概観 

問題数に変化はありませんでしたが、グラフの読み取り問題が出題されず、やや易化しました。ただし、長文の穴埋め問題が増加し、文章が示す内容を正確に把握する力が求められました。

 

問題pickup

第1問は、伝記の題材となった人物の功績から、イスラームの基礎用語を解答する問題でした。

未知の人物(通常教科書に掲載されず学習しない)が題材となっており、解答までには

①選択肢を確認し、用語の名称と解説の組み合わせをおさえる。
②本文を読み取り、題材となる人物の功績を把握する。
③人物の功績から、どちらの組み合わせに当てはまるかを検討する。

という3ステップが求められました。

 

来年に向けた対策方針

 

歴史的な資料を長文として扱い、その中で用語や空欄を問う問題が多く出題されました。
これまでのブログでも取り上げてきたとおり、読解力が世界史においても求められます
知識と結び付けながら、資料中の文章が示す意図や背景を正確に把握できるかがポイントとなってくるでしょう。

 

その他の対策方針

 

知識

資料を正しく読むには世界史の知識が不可欠です。教科書の知識は繰り返しインプットしておきましょう。
 

考察

考察するには必要な情報を正確に抽出する力が必要です。資料中の重要語句にチェックをつける(線を引くなど)クセをつけましょう。

 

理解

学習した内容を時系列順に整理してノートにまとめ、歴史の大きな流れを理解しましょう。
 

地図

地理的な知識を問われる問題も出題されます。
日頃から地図帳を開くクセをつけましょう。「いつ」だけでなく「どこのことなのか」を確認しましょう。

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの日本史の概況についてお伝えいたします。

 

日本史B

 

平均 52.81点(昨年比-11.45点)

分量 例年並み

難易度 やや難化

大まかな傾向  年代配列問題など出来事の起きた時期を問う問題が増加。

 

問題構成

(大問数 6  解答番号数32)

 

1 人名と日本の歴史

2 古代の法整備と遣隋使・遣唐使

3 中世の海上交易

4 江戸時代の身分制度 

5 幕末・明治のハワイと日本

6 日本の鉄道の歴史 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

 

 

概観 

年代配列問題が4題→6題に増加しました。その他の問題でも史資料から時期を読み取る問題や、重要事項の年号の知識が必要な問題が散見されました。

 

問題pickup

第6問は、表と年表から読み取れることを選ぶ問題でした。

選択肢で示されている内容を資料から読み取るだけでなく、歴史的な出来事の年号の知識も求められました。

具体的には、「東京オリンピック(1964年)」や「第一次石油危機(1973年)」などについて知っている必要がありました。

来年に向けた対策方針

年代配列問題が4題→6題に増加しました。その他の問題でも史資料から時期を読み取る問題や、重要事項の年号の知識が必要な問題が散見されたました。
このような年代配列問題には、年号の知識と因果関係の把握の両方が求められます。

といっても、「○○があったのは何年か答えなさい」といった、直接年号を問うような問題は出てきません。
歴史のターニングポイントとなる出来事や、区切りのいい年にあった出来事のみ年号を暗記して、その周辺に起きた出来事との因果関係をしっかり把握するようにすれば、年代配列問題には難なく正答できるでしょう。

 

その他の対策方針

 

歴史の流れ

政治・経済・社会・文化のそれぞれにある「大まかな歴史の流れ」を自分の言葉でまとめましょう。
共通テストのみならず、2次試験の記述問題の力も養われます。
また、これらは相互に密接した関係にあります。(例:応仁の乱で京都が荒廃し、地方に貴族が避難したことで、地方でも様々な文化が花開いた)

 

因果関係

時代の近い出来事は、因果関係に注目!原因と結果をつないで起きた順序をおさえましょう。

 

史資料

史料問題に取り組むときは、出典や文中の元号を見て「いつの史料なのか」確認しながら読解しましょう。

 

年号

古代~近世の出来事は世紀と政権担当者、近現代の出来事は年号と内閣にひもづけましょう。
時の権力者と出来事を関連付けられると、年代配列問題がぐっと解きやすくなります。

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こんにちは!

家庭教師のトライ茨城校です。

今回は前回に引き続き、中学受験にまつわるあれこれを紹介いたします。

〇おすすめの塾は?4大塾って何?

中学受験対応をうたう塾は数多くありますが、首都圏で特に生徒数が多い四谷大塚早稲アカ日能研SAPIXの4つをまとめて4大塾といいます。それぞれの塾の特徴について、簡単に紹介いたします。

 

四谷大塚

茨城県内にも系列校が数多くあります。「予習シリーズ」というオリジナルテキスト(こちらから購入可能です)を主に用いて授業を行います。週テストや復習授業などで、学習内容の定着を図ってくれます。また、映像授業のコンテンツも充実しています。

 

早稲田アカデミー

茨城県には、つくば市に1校だけあります。教材は四谷大塚の予習シリーズを主に使用します。「NN(何がなんでも)志望校別コース」というオプションコースでは、志望校別・成績順にクラス分けがされ、特定の学校に特化したテキストやカリキュラムが組まれます。個別指導(1対1または1対2)にも対応しています。また、他の塾のカリキュラムに対応したコースなどもあります。

 

日能研

茨城県内には、取手市に1校あります。2か月ごとのテストの成績に応じてクラスが変更になります。1クラス当たりの生徒数が、最大で35人程度とやや多いのも特徴です。また、日能研の生徒オリジナルのイベント(私学の先生の説明会、日能研OBOGとの交流会)なども充実しています。

 

SAPIX

茨城県内には校舎が無く、もし通塾するのであれば千葉の柏もしくは松戸校に通うことになります。

教材はSAPIXオリジナル教材(市販はしていない)を使用しています。難関レベルの中学校への合格者は最も多く、指導は4大塾の中でトップレベルです。ただし授業進度がそれ相応に速く、家庭学習の量も多いので、生徒の負担は大きくなります。

 

 

〇トライってどうなの?

このブログを見ているということは、家庭教師のサービスにも関心を持たれているということだと思います。4大塾と比較した場合、中学受験を志すにあたって家庭教師のトライに入るメリットはあるのでしょうか?

 

率直に申し上げますと、合格実績としては中学受験特化の塾(特にSAPIX)にはやはり勝てません。トライは4大塾と違って中学入試に特化しているわけではないからです。

しかし、4大塾と比較したトライの強みがあります。それは、個人の学力や状況に対応して柔軟にカリキュラムを組めるということです。

 

集団塾では、決まったカリキュラムをもとに進むので、分からない部分や理解の不十分な部分がそのままになりやすいです。また、授業についていけないとかなりつらい思いをしますし、講師との相性が合わないと効率が悪くなります。

 

トライは、学習の範囲を教育プランナーとの相談の上で自由に決められるので、入会前に学校で習った部分からさかのぼり学習ができます。また、得意な部分は早めに終わらせ、苦手な部分をがっつり行うこともできます。

生徒の学力や志望校、性格に合わせて、柔軟な学習ができることがトライの最大の強みです。そのため、4大塾との併用でより合格を確実なものにすることができるのも強みです。

 

また、トライのもう一つの強みとして、地域による格差が少ないことが挙げられます。

茨城県内では4大塾の校舎は少ないため、場所によっては送迎や通塾の負担が大きくなります。

トライでは、家庭教師なら先生が直接家に来るのでこれらの負担はなくなります。また、オンライン家庭教師も実施しているため、東京や神奈川の、中学受験指導に強い教師の指導を受けることもできます。

 

 

いかがでしたか?

中学受験のさらに詳しい情報や、茨城県内のその他の塾の情報、トライの具体的なサービスなどについて気になった方は、こちらから資料請求を行ってみてください。

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こんにちは!

家庭教師のトライ 茨城校です。

今回から全2回にわたって、おすすめテキストや塾など、中学受験にまつわるさまざまな情報を紹介します!

「子供に中学受験をさせたいが、自分が経験したことがないからどうすればいいかわからない・・・」

という親御さんは、ぜひ参考にしてみてください!

 
〇塾には行くべき?

 

塾や家庭教師は費用もかかるし、送迎の手間もある。中学受験といっても、出題されるのは小学生の学習範囲内の問題だし、だったら過去問だけ購入して解説すればいいか・・・。
 

中学受験を経験していない親は、このような誤解をしがちです。

確かに、中学受験で出題される内容は「小学校の学習指導要領の内容を逸脱しない」ということに“建前上”はなっています。しかし実際の入試には、一般の公立小学校では学習しない内容や、独特のテクニックを要求される問題が出題されます。

例えばこのような問題があります。

 

つるとかめがあわせて50匹います。足の数は合計で140本あります。つるとかめはそれぞれ何匹ずついるでしょう。

 

これは「つるかめ算」という、中学受験の算数では定番の問題です。
さて、皆さんならどう解きますか?

最も手っ取り早いのは、つるの数をx、かめの数をyとおいて連立方程式(x+y=50、2x+4y=140)を解く方法でしょう。

しかし、中学受験の記述問題でこの解き方をすると×になってしまいます。連立方程式は中学校で習う内容だからです。
 

中学受験におけるつるかめ算の解き方は、次のようなものです。(他にもあります。ぜひ考えてみてください)

 

 
・50匹全部つるだとすると足の本数は50*2=100で、140-100=40本足りない

・つる1匹をかめ1匹におきかえると、足の数は2本増える

・よって、かめの必要数は40÷2=20匹、つるは50-20=30羽

 

 

中学受験には、他にもこのような独特の解き方や知識が必要な問題が出題されます。

受験のノウハウを熟知した大手塾に任せるのが、最も安心です。

(おすすめの塾については、後編で解説します。)

 

〇いつから勉強すべき?

 

大手塾の中学受験コースは、小学校3年生の2月から始まることが多いです。勉強が本格化するのは、小学校5年生からです。

しかし、あまり早いうちから勉強漬けにすると、子供が勉強嫌いになってしまう可能性もあります。

子供の学力ややる気を様子見しつつ、家庭学習の呼びかけや塾の検討をしましょう。

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの国語の概況についてお伝えいたします。

 

国語

 

平均 110.26点(昨年比-7.25点)

分量 例年並み

難易度 やや難化

大まかな傾向  現・古・漢の全てで複数の文章を考察する問題が出題された。

 

問題構成

(大問数 4 解答番号数 36)

 

1 論理的文章『食べることの哲学』『食べるとはどういうことか』

2 文学的文章『庭の男』 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

3 古文『増鏡』『とはずがたり』

4 漢文『揅経室集』

 

 

概観 

全体的にやや難化しました。大問構成、マーク数はほぼ変化はありませんでした。複数の文章が扱われ、各文章の要点や共通点などを整理させる設問が増えました。現代文の文章量は昨年と比べて800字程度減少しました。

 

問題pickup

第2問(小説文)で、傍線部に対して理解を深めるために視点をノートに整理する問題が出題されました。

文中にある「案山子」から派生して、国語辞典に載っている案山子の意味や、歳時記の俳句などの資料を読み解きつつ、本文中の主人公の心情変化を追いかける必要がありました。
このような、本文以外の資料(メモやノート、先生と生徒の会話)と本文の情報を組み合わせて解く問題は、現代文・古文・漢文すべての分野で出題されています。
複数の文章を合わせて考え、必要な情報を抽出する高度な読解力や、文章を読むスピードが要求されるため、形式に慣れておく必要があるでしょう。
重要箇所に線を引く要点をメモする等の工夫をすることが必要です。これをしないと、前のページをもう一度開いて読み直す回数が多くなり、大きなタイムロスになります。

 

ポイント:時間配分はどうすべき?

国語の大問数は全部で4つ、配点は50点ずつ、試験時間は80分。つまり大問1つあたり20分ずつで解けばちょうどいい、と見せかけて、実はそうではありません。
 
文章量でいえば、現代文は古文漢文より長く、20分では解ききれないことがあります。
逆に、古文漢文は文章量が少なく、また文章の大筋さえつかめれば問題を解けるので、短い時間で解くことができます。


これを踏まえると、国語の理想的な時間配分は以下の通りです。

現代文(評論):25分
現代文(物語・エッセイ):25分
古文:15分
漢文:15分

もちろん、それぞれの得意不得意により、差は生じますが、「現代文を長めに古典を短めに」を意識して時間配分を決めるとよいでしょう。
普段の演習でも、解答時間を意識し、大問を一つ解くのに何分かかったか記録するようにしましょう。
あらかじめ決めていた時間をオーバーしてしまった場合は、なぜそうなったか自己分析を行い、次の演習につなげましょう。

 

来年に向けた対策方針

 

読解力は全ての源

前々回のブログでも書いた通り、問題文の長文化傾向が全科目でみられます
個々の科目の知識や能力が身についていたとしても、問題を読み取る速度が遅ければ時間が足りなくなりますし、
問題の意図を読み違えていれば、正解にはたどり着けません。
 
すなわち、読解力はあらゆる科目の土台として、ますます必要性が高まっており、ここをないがしろにしていてはいつまでも点数は伸びません。
そして、国語は読解力を純粋に問う科目です。


二次試験で国語が要らないからとないがしろにはせず、しっかりと取り組みましょう。

 

その他の対策方針

 

現代文

さまざまなジャンルの読解問題に取り組み、まとまりごとに要約しながら読む練習をしておきましょう。

 

古文

単語・文法・古文常識を理解しておきましょう。文章が書かれた背景にも読解のヒントがある可能性あります。
特に有名な作品からの問題(源氏物語・枕草子・徒然草など)については、作品自体の概要を知っていることを前提とした問題が出題されることが多いです。

 

漢文

漢文は、特に基礎知識のあるなしで点数が大きく分かれる科目です。
重要文字・句法・漢詩の基礎学習を重視し、漢文の内容理解につなげましょう。

 

複数の文章の比較

本文以外の資料を手掛かりにする問題は来年度以降も引き続き出題されるでしょう。
文章を読む際に線を引いたりメモをとるクセをつけて、読みながら情報整理できるようにしましょう。

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