2022年6月
2022年6月24日
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夏も本番に差し掛かり、トライでは定期テストや夏休みの学習についてご相談をいただくことが増えてきました。
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2022年6月22日
大学入試の模試、どれがおすすめ?
こんにちは!
今回は、大学入試の模試について解説します。
大学入試の模試は種類が多く、どれを受験したらいいかわからないこともあるのではないでしょうか。
各模試ごとの特徴をまとめたので、参考にしてみてください。
※情報は2022年6月段階のものです。最新の情報・お申し込みについては各模試のHPをご確認ください。
また、全統模試についてはトライに問い合わせいただければ教室での受験も可能です。
高1・高2
●進研模試
全国で最も受験生の多い模試だと言われています。
学校単位での申込のみ受け付けており、個人での受験はできません。
学校で受験させられている人も多いのではないでしょうか。
ただし、進研模試には以下のような特徴があることから、全国的な自分の順位を知るのには向いていないとされています。
・浪人生は受験できない
・大学進学しない人も多く受験している
・上記の理由から、進研模試を申し込まない進学校もある
・他の模試と比較すると問題が易しめ
進研模試を学校で受験させられるときは、順位や偏差値、志望校判定はあまり参考にせず、問題の正誤から自分の学力を把握するのに活用するのがよいでしょう。
●河合全国統一模試(全統模試)
学校単位だけでなく個人での申込もでき、自宅受験も可能となっています。
進研模試を除けば最も受験者の多い模試です。
全国における自分の立ち位置を知るにはうってつけと言えるでしょう。
難易度もオーソドックスで、志望校判定や偏差値がぶれにくいです。
●駿台全国模試(高3まで実施)
難関大学の受験者を対象とした非常にハイレベルな模試です。
旧帝大の2次試験くらいの難易度の問題が出題され、受験者のレベルも高いため、偏差値がかなり低く出る傾向があります(平均点が取れるだけでもすごい)。
しかし出題される問題は良問ぞろいで、解説も非常に丁寧です。
難関大を視野に入れている人はぜひ受験したい模試ですが、そうでない高校生にとっては難易度が高すぎるため受験しなくてもいいです。
●東進模試(全国統一高校生テスト)
なんと受験料が無料なので、気軽に受けやすいのが特徴です。
また、結果がかなり早く出る(最短5日)なので、模試を受けたときの感覚を忘れないまま復習をすることができます。
受験できるのは現役生のみとなっており、共通テストを意識した配点や時間配分になっています。
出題範囲が高校の全範囲となっているため、中高一貫校で無い生徒や、塾に通っていない生徒はやや不利です。
母集団が先述の模試より少ない(東進生多め)ので、「河合の模試だけだと満足できない・・・」と感じた人は受験してみるくらいの心つもりでよいかと思われます。
高3
高3からは、共通テストを意識したマーク模試や、大学別の模試が開催されるようになります。
また、高3模試からは浪人生も参加するようになるため、高2の時より偏差値が下がることがあります。
●河合全統共通テスト模試、全統記述模試
受験者が最も多い、オーソドックスな模試です。
記述模試と共通テスト模試の結果を、志望校の科目・得点配分に換算した上でドッキング判定を出してくれるため、判定の精度が高くなります。
●河合大学別オープン模試
特定の難関国公立大学・私立大学を対象とした、本番同様の問題形式・試験時間の模試です。
河合全統共通テスト模試を一次試験の結果とし、ドッキング判定が出せます。
対象の大学は以下の通りです。
北海道大・東北大・東京大・一橋大・東京工業大・名古屋大・京都大・大阪大・神戸大・九州大・早稲田大・慶応大
これらの大学を志望校にしている人は、受験すべきです。
またドッキング判定が出せるので、オープン模試を受けるなら全統共通テスト模試も受けたほうがよいでしょう。
●駿台全国マーク模試、駿台全国判定模試、駿台・ベネッセ共通テスト模試
進研模試を受けていた学校の人は、高3になると駿台ベネッセ共通テスト(駿ベネ模試)を受けされられることが多いです。
「駿台」と名がついていても、「駿台全国模試」とは違い難易度は標準的です。
こちらも、記述模試とマーク模試でドッキング判定ができます。
●駿台大学別実践模試
河合大学別オープン模試と同様、難関国公立大学・私立大学の2次試験を模した記述式試験です。
対象となる大学も河合大学別オープン模試と同じです。
対象の大学を受験する学生は、これも受験しましょう。
また、駿台・ベネッセ共通テスト模試とのドッキング判定が出るので、該当の模試も受験しましょう。
●東進大学別本番レベル模試
東進も、国公立難関大の大学別レベル模試を行っています(早慶は行っていません)。
受験生が河合・駿台の大学別模試より少ないので、どうしても余裕がない・自分の勉強に集中したい人は受けなくても大丈夫です。逆に練習をたくさん積みたい・少しでも本番慣れしたい人は受験してもいいでしょう。
また、東進の大学別模試には、千葉大・広島大のものもあります。
これらの大学を志望する人は、ぜひ受験しましょう。
高3生を対象とした模試は、他にも多数ありますが、全ての模試を受験するのは金銭的・体力的な負担が大きいです。
上記の模試は受験者が多く信頼が高いものなので、この中から自分の体力・志望校をもとに選ぶとよいでしょう。
オマケ:筑波大学を受験する人はどの模試をうけたらいいの?
難関国立大のはずの筑波大学の大学別模試は「なぜか」ありません。では筑波大学の志望者は、どの模試をうけたらいいのでしょう。
実は、筑波大学の問題は標準的なものが多いため、大学別模試を受ける必要性は低いです。過去問演習・記述模試で練習を重ねましょう。
理系の人であれば、北海道大学・東北大学の模試がお勧めです。(難易度が高すぎない・3科目で受験できる)
文系の人は記述模試だけでも十分です。
2022年6月3日
茨城県立入試でOCR導入、どうなる?
こんにちは!
家庭教師のトライ 茨城校です。
今回は、次のニュースについて取り上げます。
茨城県立中高入試 デジタル採点導入へ 県教委、OCR使い(茨城新聞クロスアイ)
OCR(光学文字認識)とは、手書きの文字や活字を文字データに変換するソフトウェアのことです。
近年では、乱雑な手書き文字であってもかなりの精度で読み取りができると言われています。
高校入試にOCRを導入するのは、神奈川、東京について茨城が3例目です。
県立入試で大量の採点ミスが見つかり、対策として昨年の入試では選択式問題が大幅増加し記述式問題が減少しました。
結果昨年の入試は平均点が大幅に上昇し、適切に受験生の実力を測ることができない状況になりました。
また、記述問題を減らすのは、思考力を問う近年の入試改革の傾向にも逆行するものです。
そこで、OCRを導入することで採点時間を短縮し、採点ミスを防止するというのが、今回OCRが導入されることとなった経緯です。
OCR導入によって、受験生にはどのような影響があるのでしょうか。
最も考えられることは、記述問題の増加とそれに伴う平均点の低下です。
少なくとも、昨年度よりは記述問題の割合が増加すると予想されます。
受験生の皆さんは、記述対策をしっかりと行い、入試本番に備えましょう。
記述問題を伸ばすコツは、以下の2つです。
①他の人に採点をしてもらう
記述問題は他の人に客観的評価をしてもらい、得点が取れる表現方法を身に着けることが大切です。
学校の先生や、塾の先生、家庭教師の先生などに採点してもらい記述のアドバイスをしてもらいましょう。
模試を積極的に受験することもお勧めします。
②とにかく書く
記述問題には、自分の知識をアウトプットする技術が要求されます。知識がどれだけ頭に入っていても、問題が求めるものを明確に過不足なく書くのには練習が必要です。
記述問題が苦手でも、とにかく何かを書いてみること、書いたものを採点してもらいダメだったところを分析することが大事です。
また、記述問題は部分点がつくこともあります。
1点の差が合否を分けることもある入試問題では、完璧に理解できなくても何かしらの回答を書くことが重要です。
2022年6月1日
2022年大学入試共通テスト概況分析 第17回 地学
こんにちは。
家庭教師のトライ茨城校です。
今回は、共通テストの地学の概況についてお伝えいたします。
地学
平均 52.72点(昨年比6.07点)
分量 例年並み
難易度 やや易化
大まかな傾向 知識問題、計算問題、読図問題がバランスよく出題された。
問題構成
(大問数 5 解答番号数 30)
1 20世紀初頭における地学的発見
2 固体地球
3 岩石と地層
4 大気と海洋 (↓の問題pickup で詳しく解説!)
5 宇宙
概観
今年も分野総合的な問題が出題されました。知識問題が増加し、計算や考察問題は減少したため難易度はやや易しくなりましたが、立体的な動きを図解しないと理解が難しい問題も出題されました。
問題pickup
・第4問は、海水の運動が「時計回り」か「反時計回り」かを考える地衡流の問題でした。
水圧の圧力差については海面の高さに注目すればよいことに気づき、圧力と釣り合うようにコリオリの力を書くことで運動をイメージできます。
圧力差と、地球の自転により生じる相対的な力の影響を理解して、立体的な回転運動をイメージする必要がありました。
※コリオリの力とは……地球の自転によって引き起こされる(ように見える)力のこと。北半球では右向き、南半球では左向きに働く。
この力の影響で、北半球の台風は半時計周り、南半球の台風は時計回りに渦を巻く。また、1kmを超える超長距離狙撃の場合、この力の影響を受けて弾がわずかに逸れるため、コリオリの力を考慮した補正が必要になる。
来年に向けた対策方針
第4問で地衡流における海水の立体的な動きを考察する問題、第5問で火星と金星の相対的な運動を考察する問題が出題されました。立体的・相対的運動はイメージが難しいので、自分で図解して理解するようにしましょう。
その他の対策方針
・知識問題・分野総合問題:
教科書の知識を満遍なく習得するだけでなく、「水」「空気」といったテーマごとに、関連する単元を集めてノートにまとめてみましょう。
・計算問題:
公式は暗記して終わりではなく、実践練習をくり返し行い活用できるようにしましょう。
・読図問題:
問題演習時は解説を必ず読み、図から読み取った情報が正しかったかをチェックしましょう。
・考察問題:
与えられた情報だけではイメージできない場合は、自分で図や立体的な動きを書くようにしよう。
今回で、2022年共通テストの解説は以上になります。
受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。