2012年7月13日
鹿児島県 高校入試 国語シリーズ(第1回)~読解力編~
今回は鹿児島県公立入試シリーズの国語についてお伝えします。
国語の入試問題を解くためにもっとも必要とされるのは読解力(文章の意味を読み取る力)です。
では、読解力とはどうすれば身につくのでしょうか?
①知っている日本語の数(ボキャブラリー)を増やす
中学生の平均的なボキャブラリーは2万~4万語だそうです。
中学で習う英単語が約1000語ですから、日本語はその20倍から40倍ということになります。
個人差が大きくなるのは当然です。
ボキャブラリーが少ない人ほど、入試問題の文章の中に知らない言葉が出てくる確率が上がる、
すなわち文章を読み取れないという状況になりやすいのです。
まずはしっかりと日本語の数を増やすことが必要です。
②入試問題の文章を使って読み取る訓練をする
説明的文章では筆者の主張がしっかりと理解できていることがもっとも大切です。
筆者の主張は第1段落か最終段落にあります。
また、接続詞などにも注意して文脈をつかむ訓練をしましょう。
文学的文章では登場人物の心情の変化に注意しながら読み進めましょう。
心情の変化は登場人物の行動やせりふ、背景の描写などに表されています。