2014年4月25日
鹿児島県 身近な地域について知ろう
皆さんは自分の住んでいる鹿児島県についてどれくらい知っているでしょうか。
自分の育った土地のことやルーツについて知ることはとても重要なことです。
日ごろから身の回りの産業や文化について関心をもって過ごしてみましょう。
○鹿児島県の歴史
鹿児島県は古代より熊襲(くまそ)の地、隼人(はやと)の地とよばれ、
中央政府から独立した勢力を誇っていました。
中央政府による支配ののちも反抗は根強く、
大化の改新で有名な班田収授法も、約1世紀遅れ、平安時代に入ってから実施されるほどでした。
その後も中世、近世と、時代が変わっても
独立性の高い地域であり続け、独自の文化を築いてきました。
西郷隆盛、大久保利通などの偉人もそうした風土の中で生まれてきたと言えます。
鹿児島県下には『維新ふるさと館』『黎明館』など数多くの資料館、博物館があり、
豊かな鹿児島の歴史にまつわる資料が集められ、実際に目で見ることができます。
連休などを利用して訪れてみてはいかがでしょう。
○鹿児島県の産業
鹿児島県は日本有数の農業県です。
ご親族にも農業関係に従事してらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
鹿児島大学に設置された農学部は規模も大きく、
「農業」という言葉からは少し想像しにくいような
バイオテクノロジーを駆使した最先端の研究が行われています。
大学祭やオープンキャンパスなどのイベントでその一端に触れることもできますので、
興味のある人は調べてみてはいかがでしょうか。
地域のことは勉強をおこなう上では軽視されがちですが、
実は中学校や高校の入試問題では、県内の歴史や文化、産業に関する問題は超頻出事項です。
また、今自分が勉強していることには実際どういう意味があるのか、
教科書と現実のつながりを考えることに繋がっていきます。一度トライしてみましょう。