2015年12月22日
鹿児島県 【受験直前!】体調管理の注意点
体調管理についてはこのブログで何度もとりあげていますが
正しい知識を持って対策をすることが重要ですので、繰り返しお伝えしていきます。
○風邪
風邪は主にウイルスの感染によって、のどや鼻などに炎症の起こる病気です。
南九州は日本国内では比較的温暖で湿潤な地域ではありますが
一日と一日の間、または一日の中での寒暖の差がはげしいことが多く、
体がついていけずに風邪をひく人は少なくありません。
冬に風邪の多い理由は以下のように言われています。
・空気の乾燥でウイルスが空気中を浮遊しやすい
・空気の乾燥によりのど、鼻などの粘膜が乾燥し、病原体への抵抗性が弱まる
・「寒冷ストレス」によって病気への抵抗力(免疫)が弱まる
風邪の予防は、上の原因を一つずつ取り除けば良いということになります。
・ウイルスの多く浮遊しているような、人の多い場所には行かない
(特に体調が悪いとき、体が冷えているときなど)
・どうしても行かなければならない時にはマスクを着用する
・外出後はうがい手洗いでウイルスを洗い流す
・適度な水分補給をおこなう
・体を冷やさない。余計なストレスはなるべくとりのぞく(睡眠不足など)
○食中毒
食中毒と聞くと、梅雨や夏など暖かい時期が多いと思いがちですが、
実は食中毒が一番多いのは冬です。
冬の食中毒のほとんどがノロウイルスというウイルス性のもので、
カキなどの二枚貝のなかに、海の中で蓄積されます。
大事なのは、細菌による食中毒と違って、
食べ物が古くなったりいたんだりして増えるわけではない、ということ。
「低温保存」「新鮮」ということに全く意味はありません。
ノロウイルスの感染で多いのが、外食やお弁当などの業者で作業をする人が
感染していて、盛り付けなどの作業中に食品に付着して感染する、というものです。
外食をすることが増える時期ではありますが、少し気をつけた方がよいかもしれません。
また、宮崎や鹿児島では鶏肉を生で食べる文化がありますが
生肉による食中毒の原因で最も多いカンピロバクターと呼ばれる細菌は低温でも長期間生存します。
これらの病原体は、十分な加熱によって確実に防ぐことが出来ます。