2011年9月28日
三重県公立高校入試後期選抜 【国語】①<漢字・文法・作文>傾向と対策
三重県の県立高校入試で問われる漢字の知識は毎年、大問1の中で小問として組み入れられています。
この出題傾向は、平成24年度も続くと考えられます。
「部首」「総画数」「筆順」などが近年出題されています。
三重県の独特な出題の仕方に、問題用紙に「行書」で表記されている点が挙げられます。
行書を読める知識が必要になります。
行書と楷書の点画の関係には書写の時間に学習した知識も必要でしょう。
さらに、漢字の読み(重箱読み、湯桶読み)、熟語の構成が大問2の中にも1問加えて問われた年度もあります。
配点はどれも2点です。また、漢字の読み書きは1,2の中で10問以内。配点は各1点です。
学習のポイントとしては、教科書に出てくる新出漢字をその都度、筆順を復習しながら覚えることが効率的です。高校入試で問われるのは、中3までのすべての漢字の読み書きなので、小学校で習った漢字も含まれます。漢字の知識は副教材の「国語便覧」の中の数ページ分を見直しておくのがよいでしょう。
文法の出題に関しては、文を「文節に分ける」「単語に分ける」「品詞の分類」「品詞の用法・働き」について問う問題が1あるいは2の文章の中から出題されました。配点は2点です。
副教材の「文法の本」や「国語便覧」で確かめておきましょう。
特に「誤りやすい品詞の区別」には目を通しておくと確かな学力がつくでしょう。
作文が書けないという悩みをよく聞きますが、三重県では必ず最後の大問5で出題されます。
解答時間が10分間残っていれば、160字以上200字以内の作文は最後まで書くことができるでしょう。
配点は、毎年50点満点中6点分あるので、大問5まで何としてもたどり着くようにしたいです。
原稿用紙の正しい使い方を点数化されることはもちろん、漢字の間違いも減点されるので、やはり漢字力は入試に向けて着実につけておきたいところです。