教育プランナーブログ

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来年度からは新学習指導要領へ完全移行し、

従来よりも授業時数が増え、学習内容も変わっていきます

いわゆる「脱ゆとり」です

ではどういった部分が増加し、変わっていくのでしょうか?
中学生の多くが苦手としている数学と理科が特に難しくなってくる傾向があります。

では、それら二教科を中心に変化した部分をみていきましょう。

  

●数学

以下が新課程での追加項目です ※()内はそれを取り扱う学年

・数の集合と四則計算の可能性(一年)

・不等式(一年)

・簡単な比例式(一年)

・平行移動、対象移動、回転移動(一年)

・投影図(一年)

・球の表面積、体積(一年)

・資料の活用―ヒストグラムや代表値(一年)

・解の公式(三年)

・有理数、無理数(三年)

・相似図形の面積比と体積比(三年)

・円周角(三年)

   

2/28のブログでも書きましたが、かなり追加されましたので今まで以上にとりこぼしができない内容です。
また、有理数・無理数、解の公式、球の表面積、体積、相似図形の面積比と体積比は、

公式や決まりごとを覚えておかないと答えが出ないというものであり、様々な分野の複合問題としてかかわってくるでしょう

特に三重の県立入試では平面図形の難易度が高く、毎年大問6で出題されているので、

来年度入試問題では円周角・相似図形の面積比・体積比といったものを絡めた複合問題が出ることが予想されます

 

●理科

以下が新課程での追加項目です ※()内はそれを取り扱う学年

(一分野)

・力の働き、水圧、浮力、ばね(一年)

・粒子運動、粒子モデル(一年)

・電力量、熱量(二年)

・酸化、還元(二年)

・化学変化と熱(二年)

・力学的エネルギー(三年)

・水溶液とイオン(三年)

・酸、アルカリとイオン(三年)

・様々なエネルギーとその変換(三年)

・科学技術の発展(三年)

(二分野)

・シダ植物、コケ植物(一年)

・火山岩や深成岩(一年)

・断層、褶曲(一年)                                                                           

・生物と細胞(二年)

・生物の変遷と進化(二年)

・日本の天気(二年)

・遺伝の規則性と遺伝子(三年)

    

改訂された学習指導要領では、一分野は「エネルギー」「粒子」、二分野は「生命」「地球」を柱として内容が構成されています。

従来、高校で学習した単元がかなり含まれており、特に浮力、粒子運動、電力量、熱量、イオン、遺伝は

高校生でも苦手とする人が多い単元なので、しっかりと基礎をおさえておきましょう

三重県の公立高校入試では全単元から出題されているので、追加された項目と他単元とのつながりを意識していきましょう。

特にイオンや酸化、還元は複合問題として出題されやすいです

 

今年の入試傾向はどのように変化するでしょうか。後期選抜入試はもうまもなくです!

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