教育プランナーブログ

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3月13日に三重県公立高校の後期入試が終わりました。
来年受験を控えている中学2年生の方は傾向が気になると思います。
そこで今年度の入試について、振り返っていきましょう。
 
 
■倍率
高校の倍率で高かった高校としては、川越高校(1.44倍)、津東高校(1.43倍)などが上げられます。
川越高校は、今年度から理数科が国際文理科へと変わりましたが、
倍率が3.38倍と依然変わらず人気であったことから高倍率になっています。
中部地区の津高校は昨年とあまり倍率に変化はありませんが、
津西高校・津東高校ともに昨年よりも倍率が上昇しています。
 
 
■問題の傾向や難易度について
・数学
大問2~5で問題形式が昨年度までから変化しています。
大問2は、(1)で空欄を埋める問題が出題され、小問が3問構成になっています。
大問3は、関数のみで1題が構成され、問題の難易度はやや難しくなっています。
大問4は、昨年度まで作図・空間図形の出題でしたが、今年度は場合の数が出題されています。
大問5は、証明・作図が1題として出題され、形式は変わったものの難易度としては平年並みと思われます。
 
・英語
全体の問題の形式・構成や難易度には、特に変化はありません。
 
・国語
数学同様に昨年度までから問題の形式に変化が見られました。
今まで大問の中の小問として出題されていた漢字が大問1として8題出題されています。
また、大問5で詩が出題されていますが、過去数年間では見られなかった問題なので、
対策をしていなかった受験生には難しかったと思われます。
 
・社会
歴史で知識を応用しなければならない問題や
例年出題されていなかった世界史の時代区分が出題されています。
地理の大問の中に公民の問題が含まれていたり、
歴史の大問の中に公民との融合問題が出題されています。
昨年度歴史の大問が比較的易しかったことから、
今年度は昨年度よりも平均点が下がっていると予想されます。
 
・理科
出題の形式としては、昨年度までの傾向を踏まえた出題となっています。
また、昨年度出題されたエネルギーの単元が今年度も引き続き出題されています。
移行措置の内容としては、イオン・遺伝の問題が出題されています。
難易度は昨年までのものと大差ないと予想されますが、
移行措置の単元などもしっかりと学習していたかが分かれ目になると考えられます。
 
・全体の総括
新学習指導要領を盛り込んだ単元が出題されていたこと、
問題の形式が数学・国語で大きく変化したことが受験生を混乱させたと思われます。
全体を通しての難易度はあまり変化していないと予想されますが、
過去問だけではなく教科書・ワークも使って幅広く学習していたかがポイントとなるでしょう。
 
 
来年度からは新学習指導要領に完全移行されます。
来年度受験を控えている中学2年生は、
今年度の傾向を踏まえてしっかりと準備をしていくようにしましょう。

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