2012年6月11日
三重県 公立高校入試制度
今回は、公立高校入試制度についてお知らせします。
【内申書情報】
県立高校後期入試選抜における、合否判定の基準は、中学3年生の時の内申点と学力検査の総点となります。
内申点は、中学3年生の成績が9科目5段階で45点満点。
評価の対象は3年生の1月末時点での成績です。
3学期制の学校は2学期の期末テストまで、2期制の場合は後期の中間テストまでが対象となります。
内申書には、1、2年の教科別評価も5段階で記入され、観点別評価も3年のもののみが記載されます。
ほかにも、「総合的な学習の時間の記録」、「特別活動の記録及び行動の記録」などの項目は、
合否判定に関わることがあるので、注意が必要です。
【前期選抜】
希望する高校が、学科・コースごとに2月に実施します。
必要な選抜資料について平成24年度入試から変更があり、確認が必要です。
平成23年度入試までは、自己推薦書、調査書に加えて出身中学の校長の推薦書が
一部の高校で必要な選抜資料でした。平成24年度入試からは、出身中学の校長の推薦書が
選抜資料から削除され、すべての高校において不要となりました。
実際の選抜は次の通りになっています。
面接・作文および小論文・実技試験・学力検査・その他高校が指定した科目の5つの中から、
高校が指定する1つ以上の科目を実施し、それで合否が決定します。
【後期選抜と攻略ポイント】
50点満点×5教科=250点満点で、試験時間は各科目45分ずつです。
学力検査はすべて1日で実施します。合否判定は内申点と学力検査の点数で決まります。
合否の判定は以下の三段階で行われます。
(1)調査書より選考された募集定員の100%以内、かつ学力検査の上位80%に含まれる受験者を合格とする。
ただし、高校によっては調査書により選ぶ人員を募集定員の110%、120%にすることもあります。
(2)(1)で調査書によって選考された中から、学力検査で定員の残り1/2を決定する。
(3)各高校が示す「特に重視する選抜資料」を踏まえ、残りの合格者を決定する。
三重県の入試問題は、5教科全てにおいて、「知識を問う問題」よりも
「結果を分析し、まとめる力を問う問題」に比重が置かれています。
そのため、「暗記型勉強」では頭打ち状態になってしまいます。
問題をじっくりと考えながら、演習する時間をしっかりと確保することが重要です。