教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



前回の理科編その1でお伝えしたように、理科は

①物理

②化学

③生物

④地学

の4分野にわかれます。

人によって得意、不得意にわかれるのもこの4分野に区切られると言えます。

中でも、三重県の中学生の理科に関するご相談で最も多いのが、

①物理分野が苦手というものです。

 

では、どのような内容で構成されているのでしょうか。

三重県の中学校で最も多く採択されている教科書が「啓林館」のものです。

鈴鹿市、亀山市、熊野市、御浜町、紀宝町を除くすべての公立中学校で「啓林館」の教科書が

使われています。この教科書では以下のような順に物理分野を学んでいきます。

 

■1年生

光と音

・光の反射

・凸レンズの働き

・音の性質

 

力と圧力

・力の働き(力とばねの伸び、重さと質量の違いを含む)

・圧力(水圧を含む)

 

■2年生

電流

・回路と電流・電圧

・電流・電圧と抵抗

・電気とそのエネルギー(電力量、熱量を含む)

・静電気と電流(電子を含む)

 

電流と磁界

・電流がつくる磁界

・磁界中の電流が受ける力

・電磁誘導と発電(交流を含む)

 

■3年生

運動の規則性

・力のつり合い(力の合成、分解を含む)

・運動の速さと向き

・力と運動

 

力学的エネルギー

・仕事とエネルギー(衝突、仕事率を含む)

・力学的エネルギーの保存

 

エネルギー

・さまざまなエネルギーとその変換(熱の伝わり方、エネルギー変換の効率を含む)

・エネルギー資源(放射線を含む)

 

1年生は、入試頻出単元の光の特性を学びます。作図や像がどのように映し出されるかを

問われます。平成24年度後期選抜入試では50点中4点の配点ですが出題されていますので、

この夏休み中に復習をしておくことをお勧めします。

 

2年生では、ほとんどの人が苦手と考えている「電流」を習います。

また、これに関連して「磁力」についても学びますので「電流」でいまいちピンとこない人は

2年生の理科はかなり苦労します。24年度入試では電流、磁力からの出題はありませんでした。

23年度は、電磁誘導から4点の出題、さらに22年度は磁界、磁力線の向きに関する問題で

9点の配点であったことを考えると、ここ数年で電流、磁界の範囲からの出題が減ってきているようです。

ただし、この単元を減らすという傾向ではなく、新学習指導要領で追加された内容を出題していくことが

予想されますので、配点を下げて、ポイントのみ出題されると考えるのが妥当と思われます。

 

3年生は、物体の運動とそれに続く仕事とエネルギー計算を習います。

24年度入試でも8点の配点をとっているほど重要な単元です。

仕事、仕事率の公式をもとに計算する力をつけておく必要があります。

 

このように、後期選抜入試ではここ数年の傾向をふまえて学習することが重要となります。

勉強はしているけどなかなか成績が上がらない、定期テストでは点数は取れるけど

実力テストでは点数が取れないという人は、入試傾向に合わせて、

しかも単元を分けて勉強すると良いでしょう。ただ、なんとなく勉強していてもだめです。

テストで点数取るために勉強しなければならない範囲は、意外と限られています。

 

まずは全体の量がどれくらいあって、それがどんな内容なのかを把握しましょう。

そして自分が全体のどれくらいをわかっているのかを知って、できていないところを

重点的に勉強していくと今までと結果は変わってくるでしょう。

 

三重県の入試問題傾向に合わせて勉強していきたいと考えている方、

自分がどれくらい理解しているのか知りたい人は一度トライまでご相談下さい。

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