2011年4月25日
【宮城県 高校受験】 大学入試を見据えた高校選び
今週、大きな被害を受けた沿岸部の被災地でも、小中学校の始業式や入学式が行われ
約3週間遅れの新学期が始まりました。
多くの生徒にとって、充実した新学期となり
今までのように楽しく、笑顔あふれる日常を取り戻してほしいと思います。
ただ、小中学校は自治体の指定避難所となっていることも多く、
避難されている方々が2次避難所への移動を余儀なくされていると聞きます。
一刻も早い仮設住宅の完成と、避難されている方々の平穏な日々を願っています。
次回の高校入試(平成24年度入試)は、現行制度で行われる最後の入試となります。
最近は、大学入試を視野に入れた高校選びをする受験生も多く、
進学校を中心として、その合格ランクや競争倍率に注目が集まっています。
特に、今後は東北大学、宮城教育大学、宮城大といった
地元の国公立大学に人気が集中すると予測され
上記大学への進学実績が多い仙台一、仙台二高などのナンバースクールや
泉、泉館山、宮城野、仙台向山高校などの競争はより一層激しくなると考えられます。
一般的に、進学校であればあるほど授業の進度は速く、難易度も高くなります。
『授業についていけず、赤点をとってしまった』
『部活が忙しくて、成績は落ちる一方』
『全く勉強しておらず、成績も低迷。でも志望校だけは高い』
意外なことに、上記のような相談は
中学校で成績上位だったお子さまから頂くことが多いのです。
山登りに例えると、志望大学への合格は『頂上』に達すること。
そのための高校選びは、頂上への『ルート』選択。
急勾配であっても、直線距離が短いほうが登りやすいという人もいれば
多少距離は長くても、緩やかな勾配のほうが良いという人もいます。
中には、周りの景色を楽しみながら、のんびり登りたいという人もいるでしょう。
人によって効率的な勉強のやり方が異なるように
高校という環境選択にも、一人ひとりに相性の良し悪しがあるはずです。
厳しい環境に身を置いて、自らを高めるのもひとつ。
自分に合ったやり方やペースで、目標に向かうのもひとつ。
将来についてしっかり考え、悩み、相談して、後悔のないような選択をしてください。
わからないことがあれば、いつでもご相談ください。