2011年8月8日
【宮城県 学習方法】 直感の7割は正しい
ひらめき、思いつき、直感。
新しい考えや斬新なアイディアがふと頭をよぎることがあります。
役に立たないことがほとんどですが、思いがけず有用なものになる時もあります。
『直感の7割は正しい』
著書の中でこのように書いているのは、将棋棋士の羽生善治氏です。
勘違いしてはいけないことがあります。
それは1つのことに没頭し、努力を続けている人間における直感の7割が正しいということであって
何もせず、そしてただ適当に『これだ!』と思いつくことの7割が正しいわけではないということです。
羽生善治氏は『直感』について、以下のようにも語っています。
『直感は、膨大な可能性の多くを捨てること』
つまり直感とは、湧きあがる複数の発想の中から正しいモノを1つを選ぶというより
湧きあがる複数の発想の中からダメなモノを『捨てる』という風に読み取ることができます。
『直感』に対するこの考え方を体現するために必要なこと。
それは、『基本を完璧に定着させること』だと思います。
発想力そのものを鍛えるというよりは、情報を吟味し『捨てる』力を磨くこと。
そのためには継続的な努力をして、基本的知識を定着させることが必要不可欠です。
なぜなら基本的知識が備わっていれば、湧きあがる多くの発想の正否判断を容易に、
そしてスムーズに行うことができると考えるからです。
スポーツ界のトッププレーヤーや、各界の第一人者が事あるごとに
『基本をしっかり身につけることと、努力を続けることが大事』と口を揃えて言うのは
それが、まさに自分自身が通ってきたサクセスロードそのものだからなのだと思います。
勉強や受験にも同じことが言えるはずです。
どんな状況下に置かれたお子さまでも、今からなら十分間に合うはずです。
諦めずに、チャレンジしてみましょう。
【羽生善治二冠(王座・棋聖)】