教育プランナーブログ

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◇確率・統計分野

  

1. 出題傾向

確率の問題は例年、第二問で1問出題されている。

樹形図などを使う基礎的な問題が多いので、恐れる必要はない。

つまり、もれのないようにしっかり数え上げることが重要であり

特別な公式を覚える必要はないということである。

   

  

【平成23年度 第二問 問1】

昨年のある地区の吹奏楽コンクールに出場したのは3校で、演奏準は、1番目がA中学校

2番目がB中学校、3番目がC中学校でした。今年もこの3校だけが出場し、演奏順をくじ引きで

決めるとき、今年の演奏順が、どの中学校も昨年の演奏順と同じにならない確率を求めなさい。

【解答】

①すべての演奏順 ・・・ 6通り

A→B→C   A→C→B   B→A→C   B→C→A   C→A→B   C→B→A

②対象となる演奏順 ・・・ 2通

B→C→A   C→A→B

つまり、求める確率は、1/3となる。

  

  

統計の問題はほとんど出題されていない。

また規則性の問題についても、ここ数年出題されておらず

宮城県公立高校入試の出題構成は、これまでの更新で記載してきたように

『計算問題』『方程式分野』『関数分野』『図形分野』で構成されている。

  

  

2. 来年度の予想

例年通り、確率の問題は第二問において1問出題されるだろう。

そして、おそらく統計の問題は出題されないものと思われる。

規則性の問題に関しては小問集合の中で1問程度出題されるかもしれない

ここ数年の出題傾向を見る限り、大問で出題されることはないだろう。

  

  

3. 対策

確率の問題は基礎的なレベルだが、だからこそミスができない問題でもある。

ちょっとした考え違いや数え間違いが、ミスに直結する。

小問集合で出題されるということは、部分点がつかないことと同義であるから

細心の注意を払って問題に取り組まなければならない。

あまり時間をかけずに解きたい問題でもあるので、そのバランスに注意すること。

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