教育プランナーブログ

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◇化学分野

  

1. 出題傾向

例年、第一問の小問集合と、大問構成による設問で出題されている。

第一問の小問集合における設問数が例年に比べて大幅に増加

昨年度入試における化学分野からの出題は3問と多かった。

  

また、第三問は化学分野からの出題となっており

昨年度入試では『亜鉛板と銅板をうすい塩酸に入れたときの変化を調べた実験』

『塩化銅水溶液を電気分解したときの変化を調べた実験』が出題された。

ちなみに一昨年度入試では『アンモニアの性質を利用した実験』

さらにその前年度では『銅の酸化に関する実験』がそれぞれ出題された。

  

小問集合の設問は選択肢問題が比較的多く、決して難しい問題ではない。

しかし昨年度入試から問題数が増加しており、その分配点割合も高いので注意したい。

大問構成による設問では、実際に実験したことがないような題材が出題されることもあり

類似する実験や、化学に関する基礎知識や応用力を試す問題となっている。

  

【平成23年度入試 第三問】

亜鉛板と銅板が触れないように、角材をはさみ輪ゴムで止めた。

この2枚の金属板を、図2のように、台付きモーターとつないで、うすい塩酸に入れると

モーターが回り出し、銅板から気体が発生した。

  

問2

亜鉛板と銅板から、台付きモーターをはずすと、銅板の表面では、気体の発生が止まり

亜鉛板の表面では、気体が激しく発生しました。

このとき、亜鉛板の表面では、どのような化学変化がおきたのか、述べなさい。

  

【解答】

亜鉛が塩酸に溶け、水素が発生した。

  

  

2. 来年度の予想

第一問の小問集合については、昨年度入試に引き続き、問題数が多くなると予想される。

実験器具の名称や使い方などを記述する問題が出題されるかもしれない。

大問構成による設問では、実験を基にした出題形式になるだろう。

実験結果を考察して記述する説明問題や、化学式や化学変化式を書かせる問題は必出。

  

  

3. 対策

問題集等を使った演習をする前に、学校で行った実験をしっかり復習してほしい。

また問題演習をする時は、1問1答形式の問題をする前に

実験ベースで出題されている問題を一通り解いておくことがオススメ。

実験器具の名称や実験方法、実験結果とその考察を通して理解を進めることで

入試本番の応用問題にも対応できるようになるからである。

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