教育プランナーブログ

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◇生物分野

  

1. 出題傾向

例年、第一問の小問集合と、第二問で出題されている。

第一問の小問集合における設問数が昨年度から増加し、3問出題された。

選択肢の問題や1問1答形式での出題が主で、難易度は易しく解きやすい。

  

【平成23年度 第一問(小問集合)】

問1

エンドウの花の作りを、中心から外側の順に示したものとして、

正しいものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア めしべ、おしべ、花びら、がく

イ めしべ、花びら、おしべ、がく

ウ めしべ、がく、おしべ、花びら

エ めしべ、おしべ、がく、花びら

  

問2

図を参照とする問題のため割愛

  

問3

エンドウとは異なり、種子がむき出しのままできる植物として、

もっとも適切なものを次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア タンポポ  イ アサガオ  ウ イチョウ  エ カキ

  

【解答】

問1 ア  問2 割愛  問3 ウ

  

また、第二問は例年、生物分野からの出題となっており、

昨年度入試では『草食動物、肉食動物、ヒトの骨格』『ヒトのデンプンと脂肪の消化』

一昨年度入試では『食物連鎖や菌類のはたらき』『植物の体のしくみ』が出題された。

  

『ヒトの体のしくみ』は毎年必出の単元なので、しっかりと対策をしておきたい。

特に、「血液の循環や消化酵素のはたらき」「刺激と反射」が頻出である。

また、『植物の体のしくみ』からは、「光合成に関する実験」が頻繁に出題される。

  

  

2. 来年度の予想

昨年度入試の出題形式と設問数が踏襲されることが予想される。

『ヒトの体のしくみ』からは「血液の循環」が、『植物の体のしくみ』からは「細胞の増え方」

出題されるかもしれない。

指定された語句を用いて、実験結果や現象を説明させる問題は必ず出題されると思われる。

例年、他分野と比べて比較的基礎~標準レベルの問題が多い構成になっているが

難易度としては若干上がるのではないかと予想される。

  

  

3. 対策

生物分野は、主にヒトや植物の体のしくみについて学習する分野であり

他分野と比べてもかなり身近なテーマで、考えやすいのではないかと思うが

苦手としている受験生が多い分野でもある。

『生物は暗記科目』と考える受験生も多いが、暗記だけでは高得点は取れない

化学分野や物理分野と同等か、もしかするとそれ以上に論理的な思考が必要な要素もあり

基礎知識をおさえ、実験結果の考察を通して得点力の向上につなげてほしい。

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