2011年9月21日
【宮城県 高校受験】 英語②会話文・長文読解分野 傾向と対策
◇会話文・長文読解分野
1. 出題傾向
第三問において長文読解問題が、第四問の学校選択問題において会話文が出題される。
第四問のB問題に関しては毎年文章量も多く、3問程度の英作文問題が含まれているため
難易度は高いが、A問題は選択肢問題が多めで、バランスを取っている印象。
第三問の長文読解は、文章量こそやや多めだが、設問自体は基礎~標準レベル。
ただし、長文を読みなれていないと解答に時間がかかってしまうだろう。
例年、平均点はA問題で45~50点程度(昨年度入試では45.6点)
B問題で60~70点程度(昨年度入試では58.4点)となっている。
2. 来年度の予想
第三問と第四問において長文読解問題と会話文が出題されるのはほぼ間違いない。
それに加え、4~5年前のように第二問でも長文読解問題(会話文)が出題されるかもしれない。
年々、会話表現や読解力の重要性が増してきているためである。
たとえば、短めの会話文が2~3題出題され、それぞれについて適切な会話表現を選んだり
語句補充をしたりする問題が出題される可能性はあるのではないかと思う。
3. 対策
最初から長文読解問題の演習を繰り返すのではなく、短めの英文や会話文を読むことで
少しずつ長文そのものに慣れていってほしい。
長文読解問題の中に、単語問題、文法問題、並び替え、内容理解、英作文と
多くの問題が含まれているため、その対策には時間がかかる。
順序としては、文法の復習→例文暗記→会話文→長文読解という流れが良いだろう。
急にできるようになったり、得点が上がったりはしないかもしれないが
長文読解できる力を着実につけていくことで、安定した得点力が身につくはずである。