教育プランナーブログ

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◇地理

  

1. 出題傾向

例年、第一問が地理分野からの出題になっている。

特定の都道府県や、国がテーマとなり、その地域や関連する項目について

出題されることが多く、地図や図表を読み取るタイプの設問が多い

選択肢の問題や、地形などの名称を問う設問に加え、説明問題も出題されている。

  

また第四問と第五問の3分野融合問題においても出題される。

これらの大問では、工業製品の輸出入額と品目についてのグラフが頻出である。

グラフから読み取れることを選択肢の中から選ぶような、事前知識が不必要な問題もあり

資料を読み解く練習は、日頃からしておきたいところ。

  

【平成23年度宮城県高校入試 社会 第一問 問3】

資料B・Cをもとに、電気機器と輸送用機器の工場や、石油製品と化学製品の工場が

それぞれどのような場所に多く建設されているか、その理由とともに述べなさい。

<資料B>

電気機器と輸送用機器の工場が、高速道路のインターチェンジ付近に

多く点在してあることがわかる地図

<資料C>

石油製品と化学製品の工場が、港付近に多く点在していることがわかる地図

  

【解答例】

電気機器と輸送用機器の工場は、部品や製品を運ぶのに車を使うことが多いため

高速道路のインターチェンジ付近に建設され、石油製品と化学製品の工場は

原材料が海外からの輸入が多いため、港付近に多く建設されている。

  

  

2. 来年度の予想

例年同様、第一問と、第四問や第五問の融合問題で出題されるだろう。

第一問は「世界の国々」から出題されるのではないか。

基礎知識として、時差の求め方や諸地域の気候、宗教などはチェックしておきたい。

また、EU諸国やアジア諸国(特に中国やシンガポールなど)も頻出である。

  

  

3. 対策

問題演習をする時は、地図帳や資料集を片手に、答え合わせと復習を進めること。

またポイントとなるような事項については、ノートにまとめておくとよい。

歴史や公民に比べて、入試当日、実際に問題を見てから考察する問題も多いため

ニュースや新聞記事で気になったものを調べてみると良いだろう。

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