2011年11月20日
【宮城県 大学受験】 受験校の選び方 ~現役進学のために~
受験校の選び方には、さまざまな要素が関係してきます。
大学ランク、国公立・私立、学部・学科、所在地、研究できる分野などに加え
入試方式や入試日程なども考慮に入れる必要があります。
入試方式は主に受験科目数に影響するのですが、安易に受験科目を減らすのは危険と言えます。
一般的に、同じ大学の同じ学科でも、受験科目が少ない入試方式においては
合格難易度が上昇するという傾向があるからです。
これは、少ない科目で受験できる分、入試問題の難易度や受験生レベルが上昇するためと考えられます。
また入試日程についても、合否に影響を与える重要な要素と言えます。
以下に具体的な事例を挙げますので、是非ご覧ください。
志望校である私立A大学の入試が、以下のように2つの日程で行われるとすると
受験生はどちらの日程で受験すべきなのでしょうか。
ただし、両方の日程を選択することはできないこととします。
2月10日 A大学経済学部【合格ランク:60】 B大学経済学部【合格ランク:55】
2月11日 A大学経済学部【合格ランク:60】 C大学経済学部【合格ランク:65】
上記のような場合、2月11日の日程でA大学を受験するほうが、若干有利と言えます。
それは同じ経済学部を目指す上位成績者が、C大学を受験する可能性が高いと考えられるからです。
実際は、さらに多くの大学が同一受験日に集中しているので、上記のようなケースは稀なのですが
現状の学力で、合格可能性を少しでも向上させることも、大学受験には必要なのです。
自分が行きたい大学に合格することが、理想的であるということはもちろんなのですが
一筋縄では進まないのが、大学受験の非常に難しいところです。
そのため、第一志望校にこだわりながらも、柔軟な思考で受験校を選択することによって
『現役進学を実現する』という考え方が、受験生が取るべき受験戦略の1つとなるのです。