教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



東日本大震災から1年が経過しました。

ここにあらためて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに

遺族の皆様、住宅被害等に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

小学生、中学生、高校生のお子さまに置かれましては

新たな気持ちで、新学期を迎えることができるよう願っております。

  

  

新学期に向けた準備をする上で忘れてはいけないのが、新学習指導要領です。

特に中学校では、移行期間が終わり、4月からは完全施行されます。

学習単元・範囲の増加と、それに伴う教科書の改訂などを考慮に入れ

計画的に対策しておかないと、スタートダッシュを決めることはできません。

  

以下に、従来制度からの大きな変更点を記載しますので

是非参考にして頂き、良い形で新学期を迎えられるようにしましょう。

  

  

  

【新学習指導要領のポイント ~中学生編~】

○ 主要教科の授業時間数増加 【資料1】

○ 理数教育の強化(学習単元増加) 【資料2】

○ 英語教育の強化

※ 5教科の学習内容 【資料3】

○ 教科書改訂

   

   

【資料1】 授業時間数

教科

1年

2年

3年

合計

国語

140

(±0)

140

(+35)

105

(±0)

385

(+35)

社会

105

(±0)

105

(±0)

140

(+55)

350

(+55)

数学

140

(+35)

105

(±0)

140

(+35)

385

(+70)

理科

105

(±0)

140

(+35)

140

(+60)

385

(+95)

英語

140

(+35)

140

(+35)

140

(+35)

420

(+105)

増加

合計

+70

+105

+185

+360

   

※ (   )内は現行からの増加時間

※ 1単位時間は50分

  

  

【資料2】 理数教科の主な新規学習単元

 

数学

理科

1年

 

図形の移動

(平行移動・対称移動・回転移動)

投影図

球の表面積と体積

 

 

力とばねの伸び

質量と重さの違い

水圧・浮力

種子をつくらない植物の仲間

 

2年

 

 

電力量・熱量

原子・分子の周期表

無脊椎動物の仲間

日本の天気の特徴

大気の動きと海洋の影響

 

3年

 

有理数・無理数

2次方程式の解の公式

相似な図形の面積比と体積比

円周角の定理の逆

標本調査

 

 

エネルギー変換の効率

自然環境の保全と科学技術の利用

水溶液の伝導性

原子の成り立ち

遺伝の規則性とDNA

地球温暖化

 

   

  

【資料3】 学習内容の変化

国語

 

文法事項の学習は全体的に前倒しされる。

古典では現代語訳を読むだけではなく、資料を使って調べ考えることが重視される。

言葉を知り、考えをまとめた上で表現する力がこれまで以上に要求される。

 

社会

 

歴史学習が重視されるとともに、国内外の諸問題について学習していく。

知識の詰め込みでは対応が難しく、観察や調査などの体験的な活動が重視される。

 

数学

 

考え方や解き方を、数学的に説明する問題が増える。

関数では、表・式・グラフから関係性を読み取り、具体的な場面での解釈を重視。

図形の性質や関係を発見・説明し、新たな性質や関係を読み取ることを重視。

 

理科

 

教科書は、1分野・2分野の上下巻の4冊 → 学年ごとの3冊へ。ページ数は増加。

学習する単元の順序は、これまで以上にそれぞれの学校に委ねられる。

実験や観察の方法に加え、その着目点や結果についての考察まで踏み込む。

 

英語

 

3年間で学ぶ単語数が900語から1200語へ増加

「聞く」「話す」に加え、「読む」「書く」にも重点を置いた総合的な習得を実施。

教科書には前学年の内容が増え、文法のまとめページが組みこまれる。

 

  

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