2012年3月14日
【宮城県 学習方法】 学習指導要領改訂
東日本大震災から1年が経過しました。
ここにあらためて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに
遺族の皆様、住宅被害等に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
小学生、中学生、高校生のお子さまに置かれましては
新たな気持ちで、新学期を迎えることができるよう願っております。
新学期に向けた準備をする上で忘れてはいけないのが、新学習指導要領です。
特に中学校では、移行期間が終わり、4月からは完全施行されます。
学習単元・範囲の増加と、それに伴う教科書の改訂などを考慮に入れ
計画的に対策しておかないと、スタートダッシュを決めることはできません。
以下に、従来制度からの大きな変更点を記載しますので
是非参考にして頂き、良い形で新学期を迎えられるようにしましょう。
【新学習指導要領のポイント ~中学生編~】
○ 主要教科の授業時間数増加 【資料1】
○ 理数教育の強化(学習単元増加) 【資料2】
○ 英語教育の強化
※ 5教科の学習内容 【資料3】
○ 教科書改訂
【資料1】 授業時間数
教科 |
1年 |
2年 |
3年 |
合計 |
国語 |
140 (±0) |
140 (+35) |
105 (±0) |
385 (+35) |
社会 |
105 (±0) |
105 (±0) |
140 (+55) |
350 (+55) |
数学 |
140 (+35) |
105 (±0) |
140 (+35) |
385 (+70) |
理科 |
105 (±0) |
140 (+35) |
140 (+60) |
385 (+95) |
英語 |
140 (+35) |
140 (+35) |
140 (+35) |
420 (+105) |
増加 合計 |
+70 |
+105 |
+185 |
+360 |
※ ( )内は現行からの増加時間
※ 1単位時間は50分
【資料2】 理数教科の主な新規学習単元
数学 |
理科 |
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1年 |
図形の移動 (平行移動・対称移動・回転移動) 投影図 球の表面積と体積
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力とばねの伸び 質量と重さの違い 水圧・浮力 種子をつくらない植物の仲間
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2年 |
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電力量・熱量 原子・分子の周期表 無脊椎動物の仲間 日本の天気の特徴 大気の動きと海洋の影響
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3年 |
有理数・無理数 2次方程式の解の公式 相似な図形の面積比と体積比 円周角の定理の逆 標本調査
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エネルギー変換の効率 自然環境の保全と科学技術の利用 水溶液の伝導性 原子の成り立ち 遺伝の規則性とDNA 地球温暖化
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【資料3】 学習内容の変化
国語 |
文法事項の学習は全体的に前倒しされる。 古典では現代語訳を読むだけではなく、資料を使って調べ考えることが重視される。 言葉を知り、考えをまとめた上で表現する力がこれまで以上に要求される。
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社会 |
歴史学習が重視されるとともに、国内外の諸問題について学習していく。 知識の詰め込みでは対応が難しく、観察や調査などの体験的な活動が重視される。
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数学 |
考え方や解き方を、数学的に説明する問題が増える。 関数では、表・式・グラフから関係性を読み取り、具体的な場面での解釈を重視。 図形の性質や関係を発見・説明し、新たな性質や関係を読み取ることを重視。
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理科 |
教科書は、1分野・2分野の上下巻の4冊 → 学年ごとの3冊へ。ページ数は増加。 学習する単元の順序は、これまで以上にそれぞれの学校に委ねられる。 実験や観察の方法に加え、その着目点や結果についての考察まで踏み込む。
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英語 |
3年間で学ぶ単語数が900語から1200語へ増加。 「聞く」「話す」に加え、「読む」「書く」にも重点を置いた総合的な習得を実施。 教科書には前学年の内容が増え、文法のまとめページが組みこまれる。
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