2012年4月29日
【宮城県 教育情報】 身近な地域について知ろう
ゴールデンウィークに入り、街がにわかに活気づいてきたように感じられます。
昨年から、宮城県を訪れる観光客の数は増加しています。
被災地への観光=震災復興という考え方が一般的になったからかもしれません。
宮城県の観光スポットや産業などについて
以下に、高校入試でよく出題される事項をご紹介したいと思います。
教科書やワーク、資料集などでよく目にすることも多いと思いますが
時間があるときには、実際に訪れてみるのも良いと思います。
○ 日本三景 松島
『松島や ああ松島や 松島や』という俳句で有名ですが
この句を詠んだのは、松尾芭蕉ではないという説もあるようです。
ただその景色の素晴らしさに、とっさに句が思い浮かばなかったのは事実らしいです。
東日本大震災における津波被害が、他の市区町村に比べて軽微だったのは
松島湾内に点在する小島が緩衝材となったためとも言われています。
○ 伊豆沼
栗原市と登米市にまたがる沼のことです。
日本最大級の渡り鳥の越冬地として有名で、マガンやヒシクイなどの天然記念物をはじめ
マガモ、カルガモ、オオハクチョウなどが越冬します。
国際的に重要な湿地を保全する『ラムサール条約』に登録されていることでも有名であり
社会における入試頻出問題と言えます。
○ 三陸海岸
日本有数のリアス式海岸として有名です。
沖には暖流と寒流がぶつかる潮目があり、絶好の漁場としても有名です。
復興途中ということもあり、見学に行ったりすることは難しいかもしれませんが
漁業体験などを主催している団体などもあるため、調べてみると良いでしょう。
【参考】
合同会社OHガッツ
震災で大きな被害を受けながらも、旧雄勝町(現在は石巻市雄勝)の漁業の復興を実現させ
観光地として雄勝という町をもっと広く知ってもらうために活動する団体です。
漁業体験や自然探索などを準備中とのことなので、是非ご参考になさってください。