教育プランナーブログ

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社会(特に歴史分野)を、『暗記科目』だと言う人が多くいます。

特に中高生のお子さまを持つ保護者の方に、多い傾向があります。

お子さまが社会の勉強に苦労しているのを見て

『ただ覚えればいいだけなのに、なんでそうしないの?』

『語句を何回も書いて覚えるしかない』とアドバイスしていることも多いようです。

  

しかし、最近の社会のテストは暗記だけで乗り切れるような問題構成ではありません。

単純な暗記問題や一問一答形式、そして年号を答えるような問題はあまり出題されず

歴史的背景や、その相互関係などを理解していないと解けない問題もあるのです。

平成24年度宮城県公立高校入試では以下のような問題が出題されました。

  

  

第二問 問4

『豊臣秀吉が、刀狩や検地を行った』ということで、政治と民衆のかかわりはどのように変化したか

※ 一部出題形式を変更しています

  

解答例

武士と農民の身分の区別が明らかになった。

  

  

一昔前であれば、『豊臣秀吉が行った全国的な土地調査を何というか』

『豊臣秀吉が全国と統一したのは何年のことか』という問題もあったかもしれませんが

最近では、そのような問題はあまり目にしません。

特に年号をそのまま答えるという問題に関しては、今後出題されることはないでしょう。

年号の問題で出題されやすいのは、歴史的事実を年代順に並び替えるという問題で

年号ではなく、歴史や時代の流れを理解しているかどうかを問う問題です。

  

  

オススメの勉強法としては、『関連付け学習法』が挙げられます。

これは複数の語句やその内容を関連付けることで、まとめて覚える学習法です。

実際のテストでは、1つの歴史的事実について、その名称や関わった人物

または、きっかけとなった出来事や、その後の経過など、何が出題されるかはわかりません。

だからこそ、あらゆる出題傾向に合わせて対策しておく必要があるのです。

 

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