2013年8月5日
【宮城県 高校受験】 入試問題分析 数学編
宮城県公立高校入試の数学は、毎年ある一定の傾向が見られます。
計算分野・方程式分野・関数分野・図形分野などがバランスよく出題されますが
もっとも傾向が変わりにくいのが、『計算分野』です。
正負の数、文字式、式の変形、平方根、ルートの計算、展開、因数分解など
1年生~3年生までで学習するほぼすべての計算分野が出題されます。
配点も高いため、簡単な計算問題といって侮ることはできません。
簡単に見える問題ほどケアレスミスの発生割合は高いと言われ
計算問題で落とした4~5点が合否を分けるということも十分考えられます。
数学は入試教科の中でも、平均点が毎年低い傾向にあります。
難易度が高いのもあるとは思いますが、対策のしかたに問題があるのかもしれません。
つまり、応用問題や発展問題の対策ばかりに必死になってしまい
基礎~標準レベルの問題に足元をすくわれているということです。
一部の進学塾では、難関校に合格するために難問の演習ばかりをするケースもありますが
本番の入試で出題されないような問題をいくつも解いても、その効果は限定的です。
もちろん、難問にチャレンジすることで思考力や応用力は身に着くと思いますが
まずは基礎~標準レベルの問題を絶対に間違えないだけの学力をつけるべきでしょう。
『満点でなくても合格できる』
これは高校受験と大学受験の両方に言えることです。
県下トップの仙台二高や、全国トップの東京大学の合格基準点(得点率)は
それぞれ80%(仙台二高)と、60%(理科三類を除く東京大学)程度です。
やるべきことをしっかりと見据え、自分に必要な勉強を優先させましょう。
またやるべきことが分からない場合は、お気軽にトライにご連絡ください。
完全1対1指導の特性を生かし、志望校合格にむけて共に頑張っていきましょう。