2020年7月17日
【宮城・仙台】家庭教師のトライ 『宮城県公立高校入試 社会総評』
宮城県公立高校入試の社会は平均点が47.8点と、5教科の中で数学に次いで2番目に低い点数でした。
ここ数年、社会の平均点が60点前後で推移していたことを考えれば、令和2年度入試の社会は明らかに難化したと言え、前年度平均点からは10.7点のマイナスとなりました。
全体としては選択肢問題が21問と多く出題され、そのうち6問が時系列順の並び替えや組み合わせ型の設問でした。
もしかすると選択肢問題が多いと聞くと解きやすいイメージを持つかもしれませんが、選択肢問題には部分点が存在せず、間違いが重なると大きく点数を落としてしまうので、確実な根拠を見つけてしっかり解答したいところです。
一方、記述式の一問一答問題は4問なので、教科書レベルの語句知識そのものを問う設問は少ないのが最近の傾向です。
各大問の最終問題は表やグラフ等を見て答える説明的記述問題で、与えられた資料を基にした分析力や思考力が試されました。
予備知識がなくても十分解けるレベルではありますが、一部に時事的な要素も含まれるため日頃から新聞やニュースをチェックしつつ、世の中の流れについて考えてみると良いと思います。
<第一問>
第一問の地理では、問2の問われた鉱産資源に石油、石炭、天然ガス等が含まれることに注意が必要でした。
また問3では人口密度と1人あたりのGDPの計算が必要で、正答に至るまで少し時間がかかった受験生も多かったのではないでしょうか。
<第二問>
第二問の歴史は難易度がやや低くて最後の説明問題も考えやすかったと思いますが、問5には作品名の記載がなく、少し難しく感じた受験生も多かったかもしれません。
今後の対策として文学作品と著者名だけではなく、その大まかな内容までをひとかたまりで覚えておくと良いでしょう。
<第三問>
第三問は公民分野からの出題で、企業の役割と労働者の権利について問われました。
職場環境を整備するための取り組みである『メンター制度』の意義が問われており、これはやや時事的な内容だったと言えます。
昨今、労働環境や労働災害に関するニュースが目立ちますが、さまざまな話題に興味を持って考えてみると良いでしょう。
<第四問・第五問>
第四問と第五問は例年の傾向通り、地理・歴史・公民の3分野融合問題でした。
東海4県に関する第四問の問1は難易度が高く、正答に至るためには県ごとの地形や産業の特色を理解している必要がありました。
説明的記述問題も民間企業の設備投資という中学生にはあまりなじみのない題材であったことに加え、3つの図表を複合的に分析する必要があったため難易度が高かったと思います。
しかしながら第五問はやや易しいレベルで、近代以降の日本の鉄道と社会の様子について問われました。
説明的記述問題はLRT(次世代型路面電車)というあまり聞き慣れない題材から出題されましたが、図表が理解しやすかったと思うので正答できた受験生もそれなりにいたのではないでしょうか。
→ 宮城県公立高校入試の英語総評はコチラ!
→ 宮城県公立高校入試の数学総評はコチラ!
→ 宮城県公立高校入試の理科総評はコチラ!
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