2021年6月15日
【宮城・仙台】家庭教師のトライ 『公立高校入試 教科別分析 理科』
令和3年度入試の理科の平均点は53.2点であり、前年比で-8.4点という結果でした。
平均点は大きく下げましたが、記述問題において少し難しく感じる設問が1~2つあった以外は、全体的にはそこまで難化していなかったのではないかと思います。
第一問では生物(消化と吸収)・地学(太陽系)・化学(ろ過と飽和水溶液)・物理(電流と電圧)の4分野がそれぞれ出題されました。
設問はいずれも基礎的なレベルで、語句とその意味を正確に理解し、計算問題においてケアレスミスをしていなければ完答できたと思います。
第二問は生物分野から『エンドウの花のつくりと遺伝』について出題されました。
知識系の設問が2問、記述系の設問が1問、選択肢の問題が2問出題されていて、配点は16点。
遺伝の2問はいずれも選択問題で、計算も不要な易しい問題でした。
第三問は化学分野から『化学反応前後の温度変化と質量変化』について出題されました。
設問レベルは基礎~標準レベルであり、記述問題もよく出題されるタイプのものでした。
実験中で使用された鉄に含まれる炭素をすべて燃焼させるための酸素量を求める問題については、炭素の含有割合と、二酸化炭素に含まれる炭素と酸素の質量比から簡単に求めることができます。
あまり見慣れない問題に遭遇したときであっても、その場で正答を導けるような問題文理解力と発想力を日頃から磨いておくことが大切です。
第四問は物理分野から『液体中の物体にはたらく力』について出題されました。
完答するに必要となる密度の計算を複数こなす必要がありましたが、基本的には難しい計算ではないため落ち着いてミスのない計算ができたかどうかがポイントとなりました。
全体的な難易度はそこまで高くありませんが、密度の異なる2種類の液体を使って3種類のプラスチックの種類を見分けるための手順を説明させる問題は、計算力・知識力・表現力のそれぞれが試される良問だったと思います。
今後もこのような傾向の説明問題が出題されるのではないでしょうか。
第五問では地学分野から『雲のでき方』について出題されました。
全5問中、選択問題が3問、計算問題が1問、記述問題が1問という構成で、気圧の変化や飽和水蒸気量に関する基礎~標準レベルの設問がほとんどでした。
選択問題と計算問題は易しく、解きやすかったと思いますが、最後の記述問題は『気圧の変化』『空気の体積』『気温』等について要素を過不足なく記述できるかどうかがポイントで、完答するのがやや難しかったかもしれません。
上記の通り、第一問~第五問まで全体的に見ても明らかに難問とされる問題はほとんど出題されておらず、むしろ一問一答形式の知識問題や選択問題は比較的解きやすい印象でした。
理数系教科は受験生によって得意・不得意が大きく分かれますので、しっかりと対策を取って高得点を取ることが志望校合格に直結します。
できるだけ早い段階で苦手単元をなくし、点数の底上げを図るようにしましょう。
________________________________________________________________________
現在、資料請求特典として「入試徹底解BOOK」をプレゼントしています。
高校入試も大学入試も変革期にある今だからこその価値ある情報となっています。
ぜひ、この機会にトライにご連絡ください。
詳しくはコチラ↓
【家庭教師のトライ 連絡先】
フリーコール 0120-555-202(受付:午前9時~午後11時)
資料請求&料金確認 https://www.trygroup.co.jp/request/
※土日・祝日も対応しております。
以下のリンクもぜひご覧ください!
④ <教育に関することなら何でも!教育プランナーによる無料学習相談>
⑥ <超難関の医学部合格を目指すなら!トライ式医学部合格コース>
⑦ <東京大学や東北大学、早慶クラスを目指すなら!トライ式難関大コース>