2021年6月18日
【宮城・仙台】家庭教師のトライ 『公立高校入試 教科別分析 社会』
令和3年度入試の社会の平均点は63.1点であり、前年比で+15.3点という結果でした。
大幅な平均点上昇が物語るように一問一答形式の記述問題は易しく、図表を参考にして解答する説明問題も素直な問題構成となっていて全体的にかなり解きやすい印象がありました。
第一問では地理分野から北アメリカ州の気候や貿易について出題されました。
6問中5問が選択問題であり、基礎的な知識をもとに一つひとつの選択肢をしっかりと吟味すれば正解できたと思います。
説明問題も図表から容易に推測できたはずですが、もしこの問題を難しく感じるようなら日頃から暗記偏重の学習ではなく資料読み取り力を鍛えておくことが社会攻略の糸口になると思います。
第二問では歴史分野から、飛鳥時代~明治時代における日本の交通・通信について出題されました。
設問が時代ごとに並んでおり、比較的正答を導きやすい問題構成でした。
難易度は決して高くないものの、時代ごとの政治体制や文化を正確に覚えていないと間違った選択肢につられてしまう可能性があります。
時代ごとにキーワードを関連付けて覚え、理解することが入試における歴史対策の基本と考えてください。
第三問では公民分野から地方自治について出題されました。
近年における注目テーマである地方自治は入試でもよく狙われるイメージがあるかもしれませんが、メインテーマとして大問構成されるのは久しぶりだったと思います。
教科書の内容を暗記していればある程度は解けたと思いますが、現代社会や時事問題に興味を持ってこの大問を捉えることができれば解答はさらに容易になります。
説明問題において提示された図表からの読み取りもわかりやすかったと思いますが、指定された解答欄に合うように解答するための表現力がないと減点されてしまう恐れもあります。
各大問で1問ずつ用意されている説明問題は配点が5点と大きいので、無用な減点をされないような正確な解答ができるよう日頃からしっかりと対策しておきましょう。
第四問と第五問では例年の傾向通り、地理・歴史・公民の3分野融合問題が出題されました。
第四問は北海道の産業について、第五問は国内の労働環境や女性の社会進出についてがメインテーマでした。
第四問の北海道と札幌市の人口推移を示すための資料(グラフ)として適切なものを選ぶ問題は良問で、まさに資料読み取り力が試される問題でした。
労働環境や女性の社会進出は入試頻出というだけではなく、現代日本において活発な議論がなされ、改善の必要性が叫ばれている喫緊の課題です。
勉強や受験対策としてだけではなく、興味を持って主体的に学ぶことによって多角的な視点から出題される入試問題に対応することができるようになるはずです。
同様に注目されているテーマとしては、『国際協調』『気候変動(環境問題)』『社会保障(社会的弱者の救済)』などが挙げられます。
いつ、何のテーマが、どのように出題されてもよいように事前の準備を進めておきましょう。
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