教育プランナーブログ

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2011年10月

◇古典(古文・漢文)

  

1. 出題傾向

毎年、第四問において出題されている。

設問数は3問で、そのうち1問が15~20字程度の記述問題である。

記述問題は文章の要旨や、傍線部の内容についての読解が中心で

その他に、10字程度の抜き出し問題が出題されることもある。

  

文章自体はそれほど難しいものではなく、文章量も多くない

しかし、基礎的な古文単語を知らなかったり、古文に慣れていなかったりすると

やや難しく感じられるかもしれない。

  

漢文は、平成22年度入試の第三問において、返り点や書き下し文について出題されたが

単独で大問構成されることはほとんどない。

  

  

2. 来年度の予想

例年通り、第四問は古文読解になると思われる。

また、設問数や出題形式もほぼ同様になるだろう。

漢文からの出題はおそらくないと思われる。

  

  

3. 対策

古文に苦手意識を持っている受験生は多いと思う。

しかし、高校受験レベルの古文対策では、細かい単語暗記はあまり必要ない

文章全体の大まかな意味をつかむことが重要なのである。

教科書に出てくるような題材(竹取物語や徒然草の序段)はあまり出題されないため

市販のテキストなどを用意して、問題演習を進めてほしい。

内容を読み取るのが難しいのであれば、先に現代語訳を読んでから問題を解いても良い

そうすることで古文そのものに慣れることが重要なのである。

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◇説明的・文学的文章読解

  

1. 出題傾向

例年、第一問において文学的文章読解が、第二問において説明的文章読解が出題される。

問題数は各7~8問で、それぞれ20~30字程度の記述問題と、50字程度の記述問題が含まれる。

他に、文章中の空欄に適切な接続詞を入れる問題や、傍線部の意味を問う問題が出題されている。

また、第一問と第二問の両方について、10~15字程度の抜き出し問題も複数出題されている。

平成23年度入試の第一問では、漢字の読み方の種類についての設問も見られた。

  

文学的文章は読みやすい反面、情景や人物の心情を自分の言葉で表現するのが難しく

説明的文章は、筆者の考えや文章そのものへの理解がやや難しいという側面がある。

配点は非公表だが、それぞれ20~25点程度と予想される。

  

  

2. 来年度の予想

例年通りの出題形式、設問数となるだろう。

第一問が文学的文章(小説文)第二問が説明的文章(評論文)であることは間違いない。

どの文章が出題されるかは予想できないが、明治~に書かれたいわゆる名作からの出題ではなく

昭和中・後期以降に書かれた現代の文章が出題されるものと思われる。

読解問題以外にも、文章中の設問において漢字や文法に関する設問も出題されるだろう。

  

  

3. 対策

学習のポイントは3つある。

1つ目は時間制限内に解く訓練をするということである。

試験時間が50分、大問数が5題(うち3題は漢字・語句・文法、古典読解、作文)であることを考えると

第一問と第二問で使うことのできる時間は、およそ25分。

どんなに時間がかかったとしても、30分程度で終わらせる必要がある。

  

2つ目は読解力を高めるということ。

推薦したい学習方法としては、「要約」である。

特に説明的文章を、段落ごとに50~100字程度でまとめる練習をすると良い。

段落ごとの内容理解ができるということのほかに、文章全体の構成を把握することができる。

  

3つ目は問題数をこなすということである。

上記2つのポイントは、数をこなすことによって精度が増すという側面があり

入試当日に力を発揮するための、大きな原動力になるはずである。

「勉強のやり方がわからない」とよく言われる国語の読解問題だが、是非チャレンジしてほしい。

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