教育プランナーブログ

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2012年11月

これまでご紹介してきた通り、宮城大学は学部ごとに受験戦略がさまざまで

センター試験科目の圧縮率や、2次試験科目とその配点などによって

優先して対策すべき科目が異なっています。

  

ただ、すべての学部で言えることとして、『センター試験の重要性』が挙げられます。

宮城大学のセンター試験配点は、2次試験配点の2~3倍程度です。

さらに一般的にセンター試験の得点率は、2次試験の得点率よりも高いので

その影響は非常に大きいものとなります。

  

志望校合格のために2次試験の対策は必須で、非常に重要なのですが

それも、センター試験での成功(得点率70%)が前提条件になると考えられます。

センター試験まで残り1ヶ月半、最後まで諦めずに努力を続けてください。

少しでも受験生の手助けとなるよう、以下のアドバイスもご参考になさってください。

  

  

【センター試験まで残り1ヶ月半!勉強のポイント】

① 冬休みに入る前(12月1日~21日)が勝負!

冬休み~センター直前までは誰もが限界以上に頑張ります。

だからこそ、その前からラストスパートしておくことが大切なのです。

試験前日でなければ、いくら勉強してもマイナスになることはありませんが

体調管理にだけは留意するようにしましょう。

  

  

② 復習メインの勉強に移行!

今まで受けてきた模試の復習や解き直しをメインに行いましょう。

また過去問やマーク問題集を解くときも、その復習に力を入れてください

模試や実力テストなど、今までたくさんの問題演習をしてきたと思いますが

それらの問題の中から、同じ問題や類題が必ず出題されます。

  

  

③ 苦しいときほど机に向かう!

緊張や不安などから、なかなか勉強に手がつかなくなる時期があります。

しかし、無理やりにでも構いませんので、絶対に勉強の手を止めないでください。

苦しいときには得意単元の問題を解いたり、暗記モノに手をつけたりして

まずは心を落ち着けるようにしましょう。

また、勉強以外の気晴らしは1~2時間くらいでできるものに限定しましょう。

もはや趣味や気分転換に丸1日かけるという段階ではありません。

 

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今回の記事では、食産業学部の受験戦略について記載します。

センター試験と2次試験の配点比率や、2次試験の科目別配点については

宮城大学シリーズの1回目でご紹介していますので、是非ご確認ください。

  

【シリーズ1回目の記事】

11月16日掲載

【宮城県 大学受験】 入試攻略法 宮城大学① ~入試情報編~

  

  

【食産業学部 戦略例 ~科目別対策の優先順位~】

科目

国語

地歴・公民

数学

理科

英語

配点

200

100

200

200

200

圧縮後配点

100

100

200

200

100

※ 理科から2科目、地歴・公民から1科目を選択した場合

  

  

歴・公民、数学、理科は圧縮されず、元の配点のままとなっている一方

国語と英語はそれぞれ2分の1に圧縮されています。

科目別の圧縮率および圧縮後の配点、そして2次試験科目を総合して考慮すると

対策の優先順位は以下のように考えられます。

  

  

◆ ファームビジネス学科/フードビジネス学科/環境システム学科

※ 2次試験科目・・・英語100点+選択科目<数学or理科>100点

『①数学or理科→②英語→③地歴・公民→④国語』

  

  

センター試験で、『理科から1科目、地歴・公民から2科目』という選択ができるほか

2次試験において、数学と理科のどちらを選択するのかによって対策順位は変わりますが

基本的な戦略の考え方は共通しています。

  

食産業学部は、センター700点+2次試験200点の合計900点満点ですが

看護学部や事業構想学部とは異なり、2次試験に小論文がありません

そのため2次試験対策が万全ではなく、2次試験で失敗してしまうと

センター試験で先行できても、2次試験でひっくり返されるということも考えられます。

  

前回の記事『事業構想学部の受験戦略』でも記載したことですが

センター試験において高配点の科目と2次試験科目を重点的に対策して

効率良く受験対策を進めるようにしましょう。

効率的な受験対策を進めるためには、満点を目指すための勉強ではなく

合格最低点を確保するための戦略を立て、それを遂行することが必要です。

 

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今回の記事では、事業構想学部の受験戦略について記載します。

センター試験と2次試験の配点比率や、2次試験の教科別配点については

前々回の記事でご紹介していますので、そちらの記事もあわせてご一読ください。

次回の記事では、食産業学部の受験戦略について記載します。

  

【前々回の記事】

11月16日掲載

【宮城県 大学受験】 入試攻略法 宮城大学① ~入試情報編~

  

  

【事業構想学部 戦略例 ~科目う別対策の優先順位~】

◇ センター試験 科目別圧縮率

科目 国語 地歴・公民 数学 理科 英語
配点 200 100 200 200 200
圧縮後配点 100 100 150 200 150

※ 理科から2科目、地歴・公民から1科目を選択した場合

  

  

国語が2分の1に、数学と英語がそれぞれ4分の3に圧縮される一方

地歴・公民と理科は圧縮されず、元の配点のままとなっています。

科目別の圧縮率および圧縮後の配点、そして2次試験科目を総合して考慮すると

対策の優先順位は以下のように考えられます。

  

  

◆ 事業計画学科  ※ 2次試験科目・・・英語100点+小論文200点

『①英語→②理科→③数学・地歴・公民→④国語』

  

◆ デザイン情報学科  ※ 2次試験科目・・・数学150点+小論文150点

『①数学→②理科→③英語・地歴・公民→④国語』

  

  

センター試験で、『理科から1科目、地歴・公民から2科目』という選択もできるので

その場合の科目別対策の優先順位は、上記のものとは異なるようになりますが

基本的な戦略の考え方は共通しています。

  

それは、センター試験において高配点の科目と2次試験科目を重点的に対策すれば

効率的な受験対策を進めることができるということです。

あれもこれもとすべてをバランスよく勉強するのではなく

科目ごとに必要点数を設定した上で、全体の目標点数を達成すると良いでしょう。

  

点数アップに必要な要素として、苦手科目の克服を挙げることができますが

状況によっては苦手克服よりも、得意科目の創出の方が有効である場合もあります。

自分自身にとってどちらの戦略が効果的なのか、ということを正確に分析・認識し

志望校合格に向かって引き続き努力を続けていきましょう。

  

次回の記事では、食産業学部の受験戦略について記載します。

 

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今回の記事では看護学部の受験戦略について記載します。

また、次回の記事からは事業構想学部と食産業学部の受験戦略について記載します。

シリーズ全体でかなりの文章量になりますが、是非ご一読ください。

  

受験戦略は生徒一人ひとりの現状学力や得意・不得意科目などによって異なるので

受験戦略の一例という形にはなりますが、是非ご参考になさってください。

  

  

【前回の記事】

11月16日掲載

【宮城県 大学受験】 入試攻略法 宮城大学①  ~入試情報編~

  

  

宮城大学の各学部・学科の配点を見ると、『センター試験重視型』の配点だとわかります。

さらに学科によって、2次試験の科目に小論文や面接などが設定されており

他の受験生との差が出にくい入試制度となっています。

  

つまり、センター試験で高得点を取ることによる『先行逃げ切り型』の戦略が有効となります。

目標点数はセンター試験で7割の得点率です。

以下に、センター試験で7割取るための戦略例を記載しますので

是非参考にして頂き、志望校合格へ向けて精一杯頑張ってほしいと思います。

  

  

【看護学部 戦略例 ~科目別対策の優先順位~】

◇ センター試験 科目別圧縮率

科目

国語

地歴・公民

数学

理科

英語

配点

200

100

200

200

200

圧縮後配点

100

50

150

150

200

  

  

国語と地歴・公民がそれぞれ100点と50点と2分の1に圧縮されるほか

数学と理科も4分の3の150点に圧縮されますが、英語は200点のままです。

つまり対策の優先順位は、『①英語→②数学・理科→③国語・地歴・公民』となります。

  

国語や地歴・公民で多少失敗しても構いませんが、英語の失敗は許されません

英語に関しては、配点が大きい第3問~第6問の長文対策をメインに据えましょう。

過去問対策だけではなく、マーク問題集なども活用すると良いです。

もちろん解きっぱなしではなく、復習→解き直しまでをしっかりと行うようにしましょう。

  

次回の記事では、事業構想学部の受験戦略について記載します。

 

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宮城大学は県内でも非常に人気のある大学の1つで

就職率が高いことに加え、学生の満足度も高いと聞きます。

志願倍率は概ね2~4倍程度ですが、学科ごとの定員が少ないため

合格には高い学力(得点力)が必要となります。

  

特に、センター試験は合否に大きく影響します。

なぜなら、宮城大学はすべての学部・学科において

センター試験の配点比率が非常に高くなっているからです。

  

今回の記事では、宮城大学の入試情報について分析します。

そして次回の記事では、どのような受験戦略を立てて進めれば

宮城大学合格が実現できるか、ということについて記載したいと思います。

受験生の方をはじめ、高校1・2年生の皆さんも是非ご一読ください。

  

  

【宮城大学 前期日程 センター:2次配点比率】

学部

学科

センター

2次

配点合計

合格最低点

看護

看護

650

200

850

510

事業構想

事業計画

700

300

1000

639

デザイン情報

645

食産業

ファームビジネス

700

200

900

540

フードビジネス

575

環境システム

536

  

  

【宮城大学 2次試験 科目別配点】

学部

学科

教科・配点

数学

理科

英語

小論文

面接

看護

看護

140

60

事業構想

事業計画

100

200

デザイン情報

150

150

食産業

ファームビジネス

※100

※100

100

フードビジネス

環境システム

 ※の配点は、選択科目

  

  

前述した通り、宮城大学はセンター試験の配点割合が非常に高く

さらに2次試験に小論文(看護学部は面接も)を課す学科も多く

『センター試験失敗→2次試験で挽回』ということができません

  

昨年度入試における合格最低点は、学科ごとに若干異なりますが

概ね60~65%程度の得点率となっています。

理想的な得点のしかたは、センター試験で7割確保することです。

センター試験で7割の得点ができれば、2次では4~5割取るだけでよくなります

  

センター試験は決して易しい試験ではありませんが、良問が非常に多く

出題形式や傾向がある程度一定であることから、対策がしやすい試験と言えるので

センター試験の重要性をしっかりと認識し、受験勉強を進めてほしいと思います。

  

次回の記事では、今回の分析から導き出される受験戦略について記載します。

 

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勉強を嫌いになるタイミングとして、1番多いのは小学校高学年ではないでしょうか。

特に算数の文章題や、国語の長文読解が苦手になったりする生徒が多い気がします。

この2教科については、中学~高校の学習にも大きな影響を与えるので

何とか嫌いにならないようにしたいところです。

  

以下に、勉強を嫌いにならないためのポイントをいくつか記載します。

勉強が好きになるかどうかは、お子さま次第ではありますが

少なくとも勉強をすることが大きな苦痛にならない程度にはなると思います。

小学校高学年の保護者の皆さまは、是非ご一読ください。

  

  

【小学校高学年:勉強を嫌いにならないためのポイント】

① 分からない問題や単元は、すぐに克服する

苦手克服を先延ばしにしないことが、最も大切なポイントです。

勉強は、小学校~中学校~高校と密接に関係しているため

どこかのタイミングで苦手克服を怠ってしまうと、苦手がずっと残ってしまいます。

テストやノートをこまめにチェックして、『危ないかな?』と思った瞬間に対策を取ることで

時間的にも労力的にも、少ない負担で苦手克服をすることができます。

  

  

② 前向きな言葉で励まし、生徒のやる気を引き出す

生徒自身も『何とかしたい!』と思っています。

しかし、『こんな問題もわからないの』『これじゃダメだよ』などという言葉をかけられると

『何とかしたい!』と思っている生徒でも、すぐにやる気をなくしてしまいます

『この問題が理解できたらすごいよ』『ここは難しいところだけど、絶対大丈夫だよ』

前向きな言葉で励ますことで、生徒のやる気は驚くほど上がります。

  

  

③ 結果ではなく過程を評価する

一見、苦手を克服したように見える単元であっても

テストで間違えてしまったり、解き直しをしたらできなかったりすることもあります。

人間の脳は繰り返し復習することで知識が定着していきますので

本当に苦手克服が完了したかどうかは、長期的な視点で判断する必要があります。

結果だけを見て、『理解力がない』、『暗記する力が弱い』と判断するのではなく

『苦手克服』という面倒で嫌なことに立ち向かった、ということを評価してほしいと思います。

 

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宮城県内の受験では、公立校と私立校を併願して受験しようとすると

中学受験では最大2校高校受験で最大3校を受験することができます。

中学受験や高校受験については、入試制度や日程面で制限が設けられるのです。

  

しかし大学受験については、日程面さえ重複しなければ

受験費用はかかってしまいますが、自由に受験校を選択することができるのです。

やみくもに受験校を選んだとしても、合格確率が上がるわけではありませんが

受験校選びを戦略的に行うことができれば、合格は近付くはずです。

  

そこで、大学受験に関しては国公立大学志望でも、私立大学志望でも

基本的には以下のように、受験校(併願校)を選ぶと良いでしょう。

  

  

【受験校(併願校)の選び方 一例】  ※国公立大学志望の場合

◇ 国立大学:第1志望

東北大学・法学部

  

◇ 私立大学:チャレンジ校 <合格可能性が五分五分レベル>

早稲田大学・法学部

慶應義塾大学・法学部

  

◇ 私立大学:実力相応校 <普通にやれば合格できるレベル>

中央大学・法学部

明治大学・法学部

  

◇ 私立大学:すべり止め校 <多少失敗しても合格できるレベル>

日本大学・法学部

東北学院大学・法学部

  

  

基本的には、チャレンジ校・実力相応校・すべり止め校から、それぞれ1~2校程度

もし心配であれば、さらにランクを下げた『超すべり止め校』を1校選ぶと良いでしょう。

過去問対策などに大きな負担とならないように、合計で4~5校を上限とするか

センター利用入試などで受験対策の負担を減らすようにしましょう。

  

もちろん、受験校(併願校)は合格難易度だけで決めるものではなく

日程面や科目ごとの配点、さらには合格発表日と手続期限の兼ね合いなど

さまざまな要素で決めるものなので、上記の方法がすべてではありませんが

是非、受験校(併願校)選びの参考にしてもらえれば、と思います。

 

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平成25年度入試からは、公立高校入試制度だけではなく

私立高校入試制度も大きく変更されることになります。

これまで私立高校は、A日程とB日程のどちらか一方の日程でしか

入試を実施することしかできなかったため、併願先を自由に選択することができませんでした。

  

【従来の制度】  ※高校名は一部抜粋

<A日程>

宮城学院高校  聖和学園高校  尚絅学院高校  常盤木学園高校  ・・・

  

<B日程>

明成高校  仙台育英学園高校  仙台白百合学園高校  聖ウルスラ学院英智高校 ・・・

  

  

以上の日程で私立高校入試が実施された場合は

A日程から1校、B日程から1校の最大2校を受験することができたのですが

逆に言えば、A日程同士の高校を2校受験することはできなかったわけです。

  

  

しかし今後は、ほとんどの私立高校が、A日程とB日程の両方で入試を実施し

受験生も自由に2校を受験することができるようになります。

  

※ 東北学院高校東北学院榴ヶ岡高校は、一方の日程にしか入試を実施せず

  

  

平成25年度入試からは、各高校の校風や進学実績、通学時間などを考慮して

自分自身で納得のいく併願校選択をしてほしいと思います。

そして併願校合格を実現し、万全の状態で公立高校入試に臨むことができるように

しっかりと受験対策を進めるようにしてください。

 

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宮城県における中学受験では、公立中高一貫校の人気が非常に高く

私立中学専願という受験生の数は、それほど多くないのが現状です。

最近では、仙台二華中仙台青陵中を第一志望に設定している受験生が

併願校として私立中学校を受験するケースが多くなっています。

  

女子校であれば、宮城学院中学校白百合学園中学校が有名ですし

男子校であれば、東北学院中学校が人気です。

しかしここ数年、第三勢力とも言える私立中学校も台頭してきています。

  

それは、聖ウルスラ英智中学校尚絅学院中学校などの共学校です。

上記2校は元々女子校でしたが、共学化を機に新しい中学校に生まれ変わり

特に学習面に力を入れ、大学進学実績を大きく伸ばそうとしています

  

学力レベルや校風、通いやすさなどが併願校決定の大きな判断材料になると思いますが

併設高校の大学進学実績なども考慮すると良いと思います。

  

  

【聖ウルスラ英智高校 大学進学実績】

◇ 国公立大学

大学名

学部名

合格者数

室蘭工業大

工学部

1名

岩手大

教育学部

2名

工学部

1名

東北大

経済学部

1名

理学部

1名

宮城教育大

教育学部

2名

宮城大

事業構想学部

3名

食産業学部

2名

山形大

医学部

1名

理学部

1名

高崎経済大

地域政策学部

1名

東京大

文科三類

1名

理科一類

1名

千葉大

工学部

1名

横浜国立大

教育人間学部

1名

名古屋大

理学部

1名

滋賀大

経済学部

1名

  

  

◇ 私立大学  ※一部抜粋 ※合格者数は延べ人数

大学名

合格者数

慶應義塾大

3

早稲田大

9

明治大

23

青山学院大

2

立教大

28

中央大

24

法政大

3

東京理科大

8

日本大

5

國學院大

24

立命館大

20

東北学院大

26

宮城学院女子大

3

仙台白百合女子大

2

東北薬科大

1

東北福祉大

7

 

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