2013年11月21日
【沖縄県】生活実態調査から
先日、「沖縄県児童生徒の生活実態調査」が沖縄県教育委員会より発表されました。
就寝時間・朝食摂取状況・学習時間等様々な角度から検証がなされています。
この中で一番気になる点が学習時間です。
発表によると、1日当たりの学習時間は
小学5年生 0分~30分未満約10%、1時間~2時間約42% なのですが、
中学2年生 全くしない12.5%、1分以上30分未満22.2%、30分以上60分未満33.6%
となっています。
つまり、中学2年生では、30分未満しか家庭学習しない生徒数が全体の約3分の1、
60分未満が約3分の2を占めます。
中学生の家庭学習の量の激減が目立ちます。
単純に学習量の低下が成績の低下につながっているのです。
その他、以下の点がまとめられています。
詳しくは沖縄県教育委員会のホームページをご覧ください。
① 朝食の質がよい、つまり朝食の摂取自体も重要であるが、2品以上食べている子どもは
学力が高く、学習時間も長い。
② 過剰な部活動は学力や学習時間に対してマイナスの影響を与える。
特に小学生においては休日の活動時間が、中学生においては週当たりの活動日数が影響を与えていた。
③ 保護者が夜更かしだと子どもも夜更かしになるというように、保護者の生活リズムは
子どもの生活リズムに影響を与える。
④ 「子連れで居酒屋」という慣習により、生活リズムが乱されている可能性がある。
⑤ 登校時の車での送迎率は、小学生で26%、中学生で34%にものぼる。
⑥ 保護者と子どもの回答にずれがあるのは、保護者が子どもの状態を正確に把握できていない
ためである可能性がある。