2011年1月22日
TOEFL(トーフル)でトップ50校に補助金
橋下府知事の教育にかける情熱は留まることを知りません。
今度は平成24年度に府内の私立・公立高校約240校対象に、国際基準の英語検定試験「TOEFL(トーフル)」を実施して(各校50名~100名予定)、好成績のトップ50校を上位・中位・下位にランクに分けて、約5億円の予算を上位ランクほど多額配分するという意向を示したようです。
やはり、影響を受けているのは、昨年11月に視察した英才教育が行われている韓国の高校のようで、「英語コミュニケーションとプレゼンテーション能力は次世代リーダーに不可欠」と実用的な英語教育の必要性を強く感じられたのだと思います。
「得点が高い学校におカネが多く支給される」というと何となく違和感を感じますが、高校同士を競争させることで、子供の英語教育環境が整い、結果的に本当の意味での英語力が向上するのであれば、それは非常に良いことだと思います。賛否両論は避けられないと思いますが・・・。
「TOEFL(トーフル)」を知らない方のために、簡単に説明しておきますね。
英語圏以外の人々の英語力を測るためのテストとして、世界165カ国で受けられている世界基準の英語検定試験です。日本にはテストセンターが約100か所あり、1年に何度でも受験が可能です(年30~40回実施)。受験料は、200~235USドル(締切間近だと高くなります)。申込はHPからのみで、当日は身分証明書(パスポートなど)の提示が必要です。
受験はセンターに行って、専用のPCにてインターネット受験となります(ペーパーでの試験は日本では実施されていません)。テスト構成は、4つの分野(「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」)に分かれています。試験時間は4~4時間半で、120点満点です(有効期限はテスト日から2年間)。PC受験ですので、「Speaking」はマイクに録音、「Writing」はタイピング(手書き不可)となります。
世界中で広く利用されているTOEFLですが、日本においては、大学の単位として認定されたり、入試優遇、留学の選考目安として利用されています。
「読む」「聞く」「話す」「書く」という4つの技能を盛り込んだTOEFLテストは、まさに実用英語と言えますね。皆さんもチャレンジしてみませんか?